キヤノンは、同社のHDビデオカメラ「EOS C100」を対象に、撮像面位相差AF技術「デュアルピクセルCMOS AF」に対応するファームウェアの有償更新サービスを、2014年2月より開始する。ファームウェア更新希望のユーザーを対象に実施し、価格は1台につき税込み57,750円。詳細は同社のWEBサイトに掲載される。
デュアルピクセルCMOS AFは、撮像と位相差AFの機能を兼ね備えた構造のCMOSセンサーを用いたAF技術。ファームウェアの更新により、マニュアルフォーカスレンズを除く全てのEFレンズで画面中央の被写体に自動でピントを合わせ続けられるコンティニュアスAFが可能となる。AFロック機能の追加により、あらかじめピントを任意の距離に固定する置きピン撮影や、ピント合わせ後の撮影範囲や構図の変更なども可能だ。
また、同社ではワンタッチで画面中央の被写体に自動でピント合わせができるONE-SHOT AFが、ファームウェア更新前と比べ約2倍の速さで可能になるとしており、この特長は104機種のEFレンズで効果を発揮するという。