グラスバレーは、2013年11月13日(水)から15日(金)の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2013」に出展する(ホール7/No.7316)。

同社ブースでは「Grass Valley World」をメインテーマに、ファイルベースニュースプロダクション、ライブプロダクションを中心とした製品群を紹介。新製品のGV Director ノンリニアライブプロダクションセンター、LDXコンパクトカメラ、ノンリニア編集機HDWS 3GX/REXCEED X1000シリーズ、Command Centerトータルコントロールアプリケーションなどのほか、ビデオサーバーK2 Summit 3G/K2 SAN/STRATUS、LDXカメラシステム、Karreraビデオプロダクションセンター、K2 Dynoリプレイシステム等を展示。ノンリニア編集ソフトウェアEDIUS Pro 7の最新のデモンストレーションも予定している。主な出展製品は以下の通り。

(以下プレスリリースより引用)

【File-Based News Production】

[HDWS X Series/REXCEED X Series]
HDWS 3GX Eliteは最新のEDIUS Elite 7を搭載し、速度・機能・安定性、すべてを兼ね備えた、ノンリニア編集システムの最上位モデル。自社開発の筐体を採用し、主要コンポーネントが二重化されているため、放送局/CATV様を中心に多くの導入実績がございます。64-bitネイティブアプリケーションとなったEDIUS Elite 7のパフォーマンスを最大限引き出せるよう、16-core Xeonプロセッサ、メモリ32GBを搭載し、最新コーデックであるXAVCやAVC Ultraをいち早くサポートしています。REXCEED X1000はEDIUS Elite 7を搭載し、作業効率を飛躍的に向上させる編集ワークステーションです。XDCAM/P2などの業務用フォーマットや、Grass Valley HQX/DVCPRO HD/HDV/H.264など、数多くのフォーマットをリアルタイムに処理できるパワフルな性能を実現しています。

[STRATUS]
映像制作ワークフローと素材の管理をより効率化する、次世代のアセットマネジメントシステム。素材管理だけでなく、メタデータのロギング、ストーリーボード編集、回線収録スケジューラーなどの機能を搭載し、すべての機能を1つのインターフェースから操作できるようにデザインされています。K2-SAN編集サーバーやK2 Summit 3Gビデオサーバー、EDIUS Elite 7搭載ターンキーシステムとの高度な連携により、ユーザーニーズに合わせた様々なワークフローを構築できる、数多くの機能をご覧いただけます。

[K2 Summit 3G]
回線収録、送出、リプレイなどの幅広い分野で使用されている、マルチコーデック、マルチフォーマット対応のビデオサーバー。最新バージョンでは、新たにPanasonic AVC-LongGコーデックがサポートされました。EDIUS Elite 7搭載ターンキーシステムとの組み合わせによる、革新的なワークフローをご覧いただけます。

[K2 SAN]
小規模から大規模システムまで、ユーザーニーズに応じてご提案可能な編集サーバー。ビデオデータに最適化されたファイルシステム、ストレージ・システムを採用。高い安定性が求められる送出用途で豊富な実績を持ち、ハイパフォーマンスと信頼性を兼ね備えています。今回の新製品では、新世代のRAIDコントローラー、メタデータ領域のSSD対応により、パフォーマンスが大きく向上しています。

【Live Production】

[LDX Series]
最新世代のXensium-FT CMOSセンサーを搭載し、高感度、ワイドダイナミックレンジを実現するとともに、ローリングシャッター/フラッシュバンド/スミアのない最新システムカメラです。光ファイバーおよびトライアキシャル伝送に対応した当社3Gトランスミッションシステムとの完全互換を持ち、ラージレンズアダプターなどの豊富なアクセサリーをラインナップしています。ユニークなクレードルコンセプトを採用したベースステーションXCUはフレームのリアコネクタ部分を残したままでフロント部のみの交換が可能で、中継車間等での移動に伴う積み替えやワイヤリングに伴うダウンタイムを最小にし、運用効率を最大限に高めます。新たにラインナップに加わったBOXタイプのLDX Compactにより、顔出し用やハウジング付きリモコン雲台への搭載など、システムアップの幅がさらに広がります。

[Karrera w/K-Frame]
フラッグシップモデルKayenneの豊富な機能を継承しながら大幅なコストダウンを実現、1080/60p(3G-SDI)での制作を可能にします。複数のスタジオ間でM/EやDPMエフェクトなどのリソースを取り合いして操作可能なリソースシェアリングにも標準対応。K2ビデオサーバーのクリップコントロール、ルーターの制御とソース名表示やルーターからのAUXバス制御、カメラのシーンファイルリコールなどの機器間コントロールも充実しています。

[K2 Dyno]
スポーツシステムでは定番のスロー&ハイライト送出用コントロールシステムです。ワールドワイド実績も500件を超え世界的な認知度も確実にアップしてきました。DynoSの新コントローラーとK2 Summit3Gの組み合わせにて新しくネットワークシェリングのオプション機能が追加されました。2台のDynoSとSummit3Gのセットをネットワーク接続し、互いに素材共有を実現するネットワークシェアリングシステムをご覧いただけます。

【Broadcast Infrastrusture】

[CommandCenter]
ルーター、スイッチャー、ペリフェラル、タリーI/Fなどのベースバンド機器の制御や管理を一元的に行うためのトータルブロードキャストシステムコントロールアプリケーションで、各機器の制御/管理用GUIの作成機能をも備えていますJupiter/Encore/Preludeルーターコントロールシステムとの組み合わせにより、ブロードキャストインフラストラクチャーシステムの運用スタイルをシステムに合わせて自由にカスタマイズ可能です。

[Jupiter/Trinix NXT/TMV]
世界中で数多くの納入実績を誇るJupiterコントロールシステムは、フルカラーLCDボタン採用のコントロールパネルをはじめとした豊富なパネルラインナップによる柔軟な操作性により既存システムからのスムースな移行を実現します。放送基幹用途向けTrinix NXTルーティングスイッチャーは単一フレームにて最大512×1024を実現、ニーズに合わせて3種類の信号経路のリダンダント構成を構築可能です。オプションのマルチビューワーボードは3G-SDIに対応した分割画面出力をボードあたり8系統備え、1系統あたり最大32分割画面を構成可能。カスケードにより更なる拡張にも対応します。ルーティングスイッチャーの入出力をすべてアサインでき、スケーラー搭載によりSD/HD/3Gの混在運用も可能です。

【Integrated Production】

[GV Director]
タッチパネルとスイッチャーライクなボタン、レバーアームによるシンプルな操作とパワフルなGPUにより、8入力/4出力のスイッチャー機能、サーバー、リアルタイム2D/3Dグラフィックス、マルチビューワー、さらにはIPエンコーダーまでをもオールインワンにパッケージしたノンリニアライブプロダクションセンターです。これ一台でベースバンドとファイルベース双方の制作に対応します。

【iDDR/Convertors】

[T2/ADVC]
最新の技術を結集したデジタル・ディスクレコーダー「T2」は、イベント、放送、編集の現場で必要とされる機能を、ハードな使用に堪える頑丈さとともに凝縮。Grass Valley HQコーデックによる、高画質フルHD映像の長時間録画を実現しています。入出力インターフェースとして、1入力2出力のHD-SDIを備えています。新バージョンのT2 Express/Pro/Elite SP1では、待望のXDCAM HD422収録機能をはじめ、収録スケジューラー、プレースホルダー機能、BVWプロトコルでの2チャンネル同期制御などの新機能を搭載。さらに、SNFSオプションにより、弊社の素材共有サーバーへSANクライアントとして接続できます。

◇T2(SP1)の主な新機能◇

  • XDCAM HD422で収録可能
  • 弊社素材サーバーシステムへSANクライアントとして接続可能
  • 収録スケジューラー
  • プレースホルダー機能

[ADVC G-Series]
コンパクトかつ堅牢なハードウェア設計に最先端の映像技術を凝縮した業務用コンバーター。多彩で個性ある4モデルをラインナップし、あらゆる現場で高い信頼性とコストパフォーマンスを発揮します。

【EDIUS】

[EDIUS Pro 7]
4K対応ビデオプロセッシングエンジンを搭載した、ノンリニアビデオ編集ソフトウェアの最新バージョン。最新のCPUアーキテクチャーを含むマルチコアCPUへの最適化、高速化されたデコードエンジン、64-bitネイティブによる豊富なメモリ空間への対応により、4Kのリアルタイム編集を実現します。また、4Kに対応した最新コーデックである、Panasonic AVC-ULTRA、SONY XAVCを新たにサポート。ネイティブ編集対応により、中間コーデックへ変換することなく、すぐに編集を開始できます。日本語版においては2013年第4四半期での対応を予定しているサードパーティ製I/Oハードウェア対応を含め、最新のデモンストレーションをご覧いただけます。

[Smart Playout]

[GV Edge]
マルチチャンネル対応の総合型送出システム(伊藤忠ケーブルシステム株式会社様のブースにてご覧いただけます。ホール5 #5406)強力かつ安定したリナックスOSを採用し、ソフトウェアベースでマルチプラットフォームに対応した送出システム。今までに無い高度なグラフィックスを扱うことができます。新しいGV Edge Integrated Playout Systemによって、より素早く映像コンテンツの送出を行えることになりました。