放送局向けマルチスクリーン型放送サービスの実用化を目指して活動しているマルチスクリーン型放送研究会(通称:マル研)は、系列横断型の共通連携システムを構築し、2014年1月には、会員の放送局が自らの放送でセカンドスクリーンサービスができる体制(オンエア・トライアル)を開始することを明らかにした。
マル研は、InterBEEなど様々なイベントで番組やCMのセカンドスクリーン連動サービスのデモンストレーションを行っている。会員数は、2013年9月13日時点で65社になった。
今年のInterBEEでは、IPDC(IP DataCast)を使ったシステムの他、来年1月のオンエア・トライアルで利用する共通アプリとプロトタイプシステムを展示する(ホール8/No.8209)。ライブ番組および収録番組対応のシステムの紹介や、ライブシステムを利用した擬似マル研セカンドスクリーンを体験できる。
またInterBEE開催に合わせ、全国の放送局向けにマル研の取り組みの全体像を紹介する「提案から実践へ“新しいテレビへのトライアル”」と題したゼミナールを、11月14日に実施する。会場は、シャープ幕張ビル多目的ホール(すでに参加申し込みは終了)。
(山下香欧)