性能やコストが魅力の「RS PLUS」シリーズ
カーボンパイプのミッドスプレッダータイプ「RSP-750MC」
メインで展示されていたのは無段階カウンターバランスシステムを搭載した三脚シリーズの上位機種となる「RS PLUS」シリーズだ。スタジオタイプやシネマタイプのRS PLUSシリーズにカメラが実際に乗った状態で体験できるようになっていた。RS PLUSの特徴は、どのティルト角度においても静止させることができる「無段階カウンターバランスシステム」の採用で、深い角度にもっていったとしてもぴったりと止まるようになっている。
7段階の可変式トルクシステムが採用されている
このほかにも、従来のRSに比べてトルクの段階が7段階で切り替えができるようになっていたり、三脚の動作静止時に発生するゆり戻し(バックラッシュ)を防ぐような形でバランスのスタビライザーを搭載、3年保障で、海外の同等の製品に比べて価格が半額といったところも特徴とのことだ。
コストパフォーマンスが魅力のジブアーム「SWIFT JIB50 KIT」とリモートヘッド「REMO30」ハイアングルからローアングルまで、ダイナミックな撮影を可能とするジブアーム「SWIFT JIB50 KIT」とリモートヘッド「REMO30」の組み合わせも展示されていた。モデルもいて、実際に撮影しながら体験できるようになっていた。平和精機のジブアームのアドバンテージは価格だ。海外製のものになると100万円を超えたりする製品もあるが、平和精機のジブアームはトータルで80万円台で実現可能だ。アームの最大の高さは3m75cmで2階から撮っているような映像から、地を這うようなアングルまで対応可能だ。そういったところがウケて、映画だけではなくて、イベントだったり、バラエティのスタジオ撮影、ロケ地でも選ばれているという。
実際にモデルを撮影しながらジブアームとリモートヘッドを体験可能
「RS-250R」を分解修理デモ
ブースの中央ではRS-250Rの分解修理の様子を見られるようになっていた
実際に修理を行う担当のスタッフがブースで、「RS-250R」を使った分解修理のパフォーマンスや修理の相談受付コーナーが行われていていた。ちなみに、修理担当のスタッフにユーザーから持ち込まれる修理の傾向を聞いたところ、「転倒による破損」がもっとも多いとのことだ。
ユニットの中の様子。何層も重ねてトルクを出しているのだが、その何層も重なった板の間にオイルが塗られている。ずっと動かさないとこのオイルが固まって動かなくなってしまうことがあるとのことだ。