パナソニック株式会社は、2月13日から横浜パシフィコで開催される写真映像展示会CP+2014に、かねてから噂のあった4K動画撮影が可能なミラーレス一眼カメラ「LUMIX GH4」を出展する。
LUMIX GH4は、新開発のイメージセンサーと新画像処理ヴィーナスエンジン搭載により、感度・解像・階調・色再現が向上しているという。レンズのぼけ度合い(デフォーカス特性)を使って瞬時に距離を検出できる空間認識技術「DFD(Depth From Defocus)テクノロジー」を搭載し、オートフォーカス機能が向上。ミラーレス一眼として初めて4K動画撮影が可能となっている。
さらにSDIやXLRの入出力端子を備えた業務用インターフェースユニットとの組み合わせにより、映像製作分野に対応する。特質すべきは、一般流通とは別に型番がAG-GH4U(AG-GH4 / AG-YAGHG同梱モデル)となっており、業務機器用である“AG”型番が冠されている事だろう。
「LUMIX GH4」は、グローバル市場に今春投入される予定。価格の詳細リリース時期は未定。製品の詳細は以下のとおり。
(以下、プレスリリースより)
■カメラ部 デジタルカメラ AG-GH4
- マイクロフォーサーズシステム規格準拠、フルタイムAF(オートフォーカス)、電動ズームなど、豊富な交換レンズラインナップ(交換レンズは別売)
- 新開発約1600万画素LiveMOSセンサー搭載
MOV/MP4ファイルフォーマット対応。100Mbps(H.264,IPB方式)4K動画記録モード搭載
C4K(シネマ4K):4096×2160、24.00p
4K(QFHD):3840×2160、23.98p/24.00p/25.00p/29.97p- 高画質フルHD動画記録モード搭載。
MOV/MP4(AII-Intra:200Mbps / IPB:100Mbps※2/50Mbps)
1920×1080、23.98p/24.00p/25.00p/29.97p/50.00p/59.94p
AVCHD Progressive、AVCHD(最大28Mbps)
1920×1080、23.98p/25.00p/50.00p/59.94p/50.00i/59.94i- システム周波数切換対応(24.00Hz/50.00Hz/59.94Hz)
- タイムコード記録対応
- 高品位ステレオ音声:LPCM記録対応(MP4(LPCM)フォーマット選択時)
- VFR(可変フレームレート)撮影:最大96fpsで4倍速スローが可能(24p再生時)
- 高精細約104万ドット3.0型バリアングル静電タッチOLEDモニター搭載
- 高精細約236万ドットOLEDライブビューファインダー搭載
- 4K対応HDMI出力端子(インターフェースユニット接続時、カメラ側のHDMI端子は使用不可)、Φ3.5mmマイクジャック、Φ3.5mmヘッドホンジャック、Φ2.5mmリモート端子
■拡張インターフェースユニット部 インターフェースユニットAG-YAGHG
- 高画質10bit 4:2:2、Quad Link 4K(SDI×4、Square Division方式)に出力対応し、業務用4Kレコーダーや4Kモニターに接続可能
- HDMI(4K / HD)出力を搭載(HDCP、VIERA LINKには未対応)
- XLR音声入力(LINE / MIC / +48V切替、2ch)と音声マニュアルボリューム、レベルメーターを搭載
- 外部タイムコード入力(BNC×1)に対応
- DC12V電源入力を装備し、大容量の業務用バッテリー(他社製)が使用可能