米SHOTOKU(株式会社昭特製作所)は、来る4月のNABにて新しいリアルタイムカメラトラッキングシステム「ncam」を初公開するという(米国内初)。本システムはバーチャルプロダクション用のリアルタイム・カメラトラッキングを開発しているncam社との協業によるもの。昨年のInterBEEでも昭特ブースにてデモが行われていた。また昨年公開された「ホワイトハウス・ダウン」のオンセットでも採用された実績を持つ。
ncamシステムでは、スタジオカメラにマウントしたバーのマルチセンサーからトラッキングデータやレンズデータ(ズームなど)をサーバ側に送り、CGキャラクター、座標データと同期したバーチャルスタジオを構築する。SHOTOKUのバーチャルセット向けの雲台とシステムセットされるほか、ハンドヘルドやショルダーカムでも屋内外問わずに利用できる。
SHOTOKUはまた、「TK-53VR」というバーチャルスタジオ用の高精度エンコーダーを内蔵した新しいクレーンを参考出展する予定。ワンマンオペレートタイプのサーボクレーンTK-53(アーム全長4m)をベースにVR対応に開発したもの。
IBC2013でのデモ
(山下香欧)