ARRIから昨年秋に発表されたALEXAと同一Super 35mmセンサー採用の“ドキュメンタリー撮影向け”2Kカメラ「AMIRA」の受注が始まった。EVF付き本体価格€25,980(日本円約3,659,000円)に、ラインアップされているバリエーション豊かなオプションとアクサセリを追加して自分のワークスタイルに合わせていく。発表当初の予想価格よりも多少上クラスの感じはする。最高峰構成にするとC250ベンツなみだ。

基本的にはエレメントリ、ミドル、トップラインの3種類のソフトウェアの構成があり、Rec.709対応ProRes4:2:2(100fpsまで)の基礎に、LogC,ProRes4:2:2(200fps)にカラーグレーディング機能を追加したミドル、そしてProRes4:4:4:4プラス2K(200fps)やカスタム3D LUT対応を追加したトップラインになる。AMIRAはSanDiskと共同開発をした最新CFast2.0メモリーカードに記録していく。このメモリーカードはALEXAでも利用できる、挿抜の損傷の可能性を減らすピンレスタイプのメモリーカードで350MB/secで記録できる(タイプは60GBと120GB)。

本体の機能レベルを決めたら、あとはレンズマウント、バッテリマウント、プレートを選ぶ。LDS対応PLマウント、そしてキヤノンEFマウントとB4/ENGレンズアダプターの価格などに関しては追って発表するとしている。

(山下香欧)