NHKは、2014年4月7日から4月10日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2014にて、8Kスーパーハイビジョン(以下、8K)機材を展示する。

会場では、8Kプレミアムシアターを設置し、重さ約2kgの超小型カメラヘッドの8K Cube型カメラや、8K対応HEVCリアルタイムエンコーダー、ディスプレイのフレーム周囲に12個のスピーカーを設置したディスプレー一体型三次元音響再生スピーカーなどが展示される。くわえて、従来の伝送方式の4倍の伝送効率を実現する8K地上放送システムも展示され、今年1月に熊本県人吉市で行った長距離伝送実験についても紹介するとしている。

また、昨年9月から始まったNHKのハイブリッドキャストも展示予定。ソチオリンピックでは、放送中の番組を巻き戻して冒頭から視聴できる「番組巻き戻し再生サービス」を試行しており、NAB2014の展示では、独立型サービスのほか、スマートフォンやタブレットを利用して番組に参加できる番組連動型アプリなどを紹介する。