写真上:A-R630MKII、写真下:W-890RMKII

ティアック株式会社は、ステレオプリメインアンプ「A-R630MKII」およびダブルオートリバースカセットデッキ「W-890RMKII」を2014年6月中旬より発売する。希望小売価格は2機種ともにオープンで、市場想定価格はA-R630MKIIが税抜29,800円、W-890RMKIIが税抜39,800円。

A-R630MKIIは、「A-R630」の後継機となるプリメインアンプ。パワーアンプ部には、FET(Field Effect Transistor)を採用。増幅回路は差動入力の3段ピュアコンプリメンタルディスクリートで組み上げ、回路内での不要信号の相互干渉などの音質的に問題となる悪影響な部分を軽減しているという。そのほか、フォノイコライザーアンプ(MMタイプ)搭載により、アナログレコードプレーヤーも接続が可能。入出力端子には音質を重視した金メッキタイプを使用している。

W-890RMKIIは、「W-890R」の後継機となるダブルオートリバースカセットデッキ。録音/再生オートリバースカセットメカニズムを2台搭載しており、倍速ダビング機能、シンクロリバースダビング機能、2本のテープへ同時に録音するパラレル録音機能、連続録音/連続再生機能を搭載。その他にも、ピッチコントロール再生、A-B間リピート再生などの機能も搭載している。また、マイク入力端子も装備し、外部入力とのミキシング録音が可能だ。各製品の主な特長、仕様は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

■A-R630MKII

【主な特長】

  • 7系統のオーディオ入力(AUX1,AUX2,TAPE1/CD-R,TAPE2,TUNER,PHONO,CD)
  • フォノイコライザーアンプ(MMタイプ)搭載により、アナログレコードプレーヤーを直接接続することが可能
  • 2系統(A,B)スピーカーを接続可能
  • アンプ出力:90W+90W(4Ω,1kHz,0.5%THD)
          60W+60W(8Ω,1kHz,0.5%THD)
  • トーンコントロール機能(TREBLE,BASS)
  • リモコンに連動するモータードライブ式ボリューム
  • CDプレーヤー『CD-P650』と連動が可能なREMOTE CONTROL端子
  • マイクミキシング機能付きマイク入力
  • フロントパネルにヘッドホン端子を装備
  • 入出力端子には音質重視の金メッキタイプを採用
  • 2系統の電源アウトレット(連動)、合計容量100W
  • 専用リモコン付属

【一般仕様】
電源:AC 100V、50/60Hz
消費電力:200W(待機電力0.5W)
外形寸法:435(W)x142(H)x355(D)mm(突起部含む)
質量:8.1kg

■W-890RMKII

【主な特長】

  • 録音/再生オートリバースカセットメカニズムを2台搭載
  • 等速ダビングおよび倍速ダビング機能
  • 1つの入力ソースを2本のテープに同時に録音するパラレル録音機能
  • TAPEⅠからTAPEⅡへのダビング時に、A面からB面へ切り換わるタイミングを一致させるシンクロリバースダビング機能
  • TAPEⅠからTAPEⅡへ続けて録音する連続録音機能
  • テープカウンター「0000」まで移動させるReturn to Zero機能(TAPEⅠのみ)
  • ±12%のピッチコントロール再生機能(TAPEⅠのみ)
  • TAPEⅠとTAPEⅡを続けて再生する連続再生機能(最大5往復)
  • A-B間リピート再生機能(20回再生して自動停止)
  • ノーマルテープ(タイプⅠ)とクロームテープ(タイプⅡ)の録音再生、メタルテープ(タイプⅣ)の再生に対応
  • 市販のオーディオタイマーと連動して、通電開始時に再生または録音ができるタイマー再生/録音機能
  • マイク入力端子
  • ヘッドホン端子
  • 専用リモコン付属

【一般仕様】
電源:AC 100V、50/60Hz
消費電力:14W
外形寸法:435(W)x145(H)x286(D)mm(突起部含む)
質量:4.3kg