ティアック株式会社は、業務用ビデオシンク/マスタークロックジェネレーター「CG-2000」「CG-1800」および業務用マスタークロックジェネレーター「CG-1000」をTASCAMブランドで発売する。「CG-2000」は2014年6月下旬発売で、希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜380,000円。「CG-1800」と「CG-1000」は2014年7月下旬発売で、希望小売価格は「CG-1800」が税抜220,000円、「CG-1000」が税抜150,000円。
全てのモデルに高精度OCXO(恒温槽付水晶発振器)を採用し、±0.01ppmのクロック精度、±0.005ppm/日の周波数安定性があるとしている。10MHz対応外部入力端子を搭載し、ルビジウムクロックやGPSクロックを供給可能な場合、システムの高精度化にも対応可能。
ジッターマネジメント回路により、外部クロックのジッターを低減し、ビデオ/ワード出力へクロックの供給が可能。ドロップアウト時や復帰時においても、クロックの位相保持を維持し、ノイズや音切れを発生させないグリッチレスリロック回路を搭載している。
また、水晶発振器のセルフ校正機能を搭載しており、ユーザーによるメンテナンスが可能。加えて、ナット締め付けタイプのAmphenol製BNCコネクターを採用しており、ねじれによる接触不良を防ぎ、端子ごとに独立した基板構成で耐久性も考慮されているという。
CG-2000、CG-1800には、4系統のビデオ出力を装備。12系統のワードクロック出力、AES3/11、S/PDIFデジタル出力もそれぞれ2系統装備しており、大規模な同期システムの構築も可能だという。2xFs、4xFs、256xFsの出力にも対応し、ProToolsなどのDAWシステムにも対応可能。