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ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)チーム、ジャクソンビル・ジャガーズの本拠地スタジアムのエバーバンク・フィールドは、昨年度に行った施設リニューアル時に、2か所のエンドゾーンに高さ18.3m、幅110m超という、世界最大サイズのHD LEDスコアボード(スクリーン)を導入した。面積は2016m2、総解像度は7680×1080、LEDの数は3500万個以上にも及ぶ。大型LEDディスプレイ製造のダクトロニクスがシステム構築を行った。
この巨大なLEDスクリーンは7月26日、アリーナ・フットボール・リーグ(AFL)チームのLA Kiss対ジャクソンビル・シャークの試合にて初デビューを飾った。スタジアムの新コントロールルームには、送出用サーバとして米Abekas社の8K Miraプロダクションサーバとインスタントリプレイサーバが導入された。南北各ディスプレイ送出に一台づつ8K Miraプロダクションサーバが割り当てられ、3台の8チャンネル・Miraインスタントリプレイサーバで、カメラ映像やキークリップ、グラフィッククリップをディスプレイに送出している。プロダクションサーバはプロダクションスイッチャから制御できるようインターフェイスがとれているほか、独自のGUIからもオペレーションできるようになっている。
(山下香欧)
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