パナソニックがIFA2014にて、プロシューマ向けのENGスタイルの4Kビデオカメラを発表した。パナソニックは“4K”カメラを市場に投入するのは他社メーカーに比べて後発だが、反面、後から出すことで常に“業界初”に拘っている感がある。今回はSDXCカードで4K60pの映像が記録できるという部分が業界初の試み。デュアルSDXCカードスロットを搭載し、IPB形式で4K UHD(3840×2160)/60fpsを記録できる。ビットレートは150Mbps。
また、一番目を引くのは、DCI準拠のシネマ4K(4096×2160)とUHD準拠4K(3840×2160)両方ともフレームレート50p/60pに対応している点だ。
レンズはライカディコマーでレンズ鏡筒にはマニュアルリングも。NDフィルターを備え、また撮影自動設定するiAモードもついている。音声に関しては、XLR入力端子を備え、外部マイクで高音質録音が可能。
レンズ鏡筒にはフォーカス、ズーム、絞りの3つのマニュアルリングを持っている
LEDリングで記録が進行中であるかどうかが一目でわかる
大型アイカップを持つビューファーは1.266Mピクセルで傾斜させられる
タッチパネル形式のLCDスクリーンはプッシュアウトで出てくるスライド形式で便利
価格は$3,499で10月後半に出荷予定。既にプレオーダーを開始している(日本国内は未発表)。
主な仕様
- 1/2.3″CMOSセンサー(8.85MP)
- 2×クリスタルエンジンPro 4K
- 4K DCI(4960×2160)24p–100Mbps IPB
- 4K UHD(3840×2160)50p/60p–150Mbps IPB
- 4K UHD(3840×2160)25/30p–100Mbps IPB
- フルHD(1920×1080)24/25/30/50/60p–200Mbps ALL-Intraまたは100/50Mbps IPB
- MOV/MP4/AVCHD記録
- SDXCカード×2-連続およびバックアップ記録
- NDフィルター内蔵–1/4、1/16、1/64
- デュアルXLR入力-LPCM/AACオーディオ
- 20倍ズーム・ライカディコマーレンズ(F1.8-F3.5ズームレンズ)
- 3レンズ制御リング-アイリス、ズーム、フォーカス(ハードストップ無)
- 画像スタビライズ:POWER O.I.S.(C4K/UHD)
- 画像スタビライズ:<1080p-アクティブ・モード付き5軸ハイブリッドOIS
- 3.5″スライド格納式LCD(タッチスクリーン)
(山下香欧)