ソニーヨーロッパから、フルサイズEマウントレンズFE PZ 28-135mm F4 G OSS「SELP28135G」が発表された。Eマウントレンズでは初めての高倍率ズームレンズ。初夏にソニーから開示された製品ロードマップで、2014年内に発売される予定の2本のうちの動画用パワーズームGレンズとして載っていたものだ。
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今春のNABにて参考出展されていた
SELP28135Gは、先週ソニーヨーロッパ側がIBCにて発表した4K XDCAMカムコーダーFS7のレンズ同梱モデルの電動ズームレンズだ。レンズ同梱モデル「PXW-FS7K」は12月に発売される予定なので、単体レンズの発売も同時期だろう。プリオーダーは2499ドルで開始されている。
レンズフィルター径は95mmとかなりの大口。NEX-FS700や新4K XDCAMといった35mmスーパー対応カムコーダーからAPS-Cセンサー搭載のα6000/5100のボディにマウントした際、焦点距離は42~202.5mm(35mmフィルム換算)まで広がる。
レンズは、可変速度、ズーム、回転方向反転機能を備えた電動ズーム制御。ズームリングに加えて、ズーム速度が選択可能なズームレバーを採用。ズームや絞り制御の際、静音動作を可能にする独自のリニアモーター「SSM(スーパーソニックウェーブモーター)」ドライブをシネマレンズとして初めて採用したという。
ズーム、フォーカス、絞りの独立した制御リングで、フォーカスモードは前方フォーカスリングをスライドさせることにより、マニュアルを自動で切り替えることができる。すべての3つの制御リングは、高トルクかつ低ノイズで、スカラップのピッチに滑りの無いよう設計されている。
三超低分散(3ED)要素と5非球面レンズそして高度なマルチコーティング技術により、ズーム全域の色収差や歪みを低減し、コントラストと透明度を強化したシャープな画像を表現する。レンズ内手ブレ補正に防塵・防滴構造も採用。
主な仕様
- 最大撮影倍率:0.15x
- 最短撮影距離:AF時0.4m(広角端)-0.95m(望遠端)
MF時0.95m- フィルター径:95mm
- 絞り範囲:F/4.0~22
- ビューアングル:54°~12°APS-C:75°~18°
- レンズ絞り羽根:円形開口/9ブレード
- サイズ:105×162.5mm
- 重さ:1125g
(山下香欧)