写真左から「8320A」、「8330A」、「7350A」

GENELECは、小型2ウェイのスピーカー「8320A」「8330A」、サブウーファーの「7350A」の3機種をIBC2014で発表した。インターフェイスを介してスピーカーをネットワーク接続し、専用ソフトウェアGLMを使ってネットワーク内のスピーカーを制御するシステムSAM(Smart Active Monitoring)シリーズの新製品。制御ソフトGLMの新バージョン「GLM 2.0」と、GLM 2.0用の測定マイクとネットワーク・アダプター等の新モデルも発表した。国内での発売は年内を予定しており、希望小売価格はオープン、市場想定価格は未定。

http://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2014/09/140918_OTARITECGLM.jpg 一新されたGLMのユーザー・インターフェイス
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制御ソフトGLM 2.0を利用することで、8300シリーズと7300シリーズのスピーカーを最大で30台まで一括制御可能。レベル調整、距離補正、部屋の影響を含めた周波数特性の最適化などの制御を行える。これらをAutoCalというハイライト機能により自動調整を行い、設定情報データをスピーカー本体に内蔵されているフラッシュメモリーに保存可能だ。従来のSAMシリーズとの違いとして、サイズ、操作性の向上、浮動小数点処理のDSPエンジン、新設計のDクラス・パワーアンプの搭載などを挙げている。

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新しいデザインになったインターフェイス・ボックスと専用マイクロフォン