RED Digital CinemaはIBC2014で、新しいアクセサリをはじめ、ホットリンクやワイヤレス、ファイバネットワークを利用した様々なサードパーティとの新ソリューションを発表している。今回はRED Digital Cinemaからの新しい製品を紹介する。
■7インチ1080pタッチスクリーンRED Touch
REDオリジナルスクリーンRED Touchは7.0インチ、解像度1920×1136のLCD。REDブランドとしては、この解像度レベルのスクリーンは初めてだ。高い色精度とピクセル密度(323ppi)、1000:1のコントラスト、そして光学接着タッチスクリーンスクリーンでメニュー操作やカメラのパラメーター調整が楽。また頭が180度回転も初めて取り入れられ、さまざまなシチュエーションで便利に利用できる。
標準の1/4-20マウントポイントでDSMC BRAINやその他のタクティカルコンポーネントに装着できる。電源はEVF/LCDケーブルでカメラからとる。RED Touchを使用するには、DSMCのファームウェアv5.2.28以降が必要。価格は389,000円で出荷は10月を予定している。
主なスペック
■RED DRAGON向け交換式OLPF
RED DRAGONの初期ロット出荷時にリリースされたOLPF(光学ローパスフィルタ:アンチエイリアシング・フィルタ)はローライト(低照度)のものだったが、依然とフレア現象が生じていた。今回は改善すべく、2種類(スキントーン/ハイライト、低照度)をリリース。
両フィルタとも今月から購入可能になっており価格は26,000円。OLPFシステムを使用するには、DSMCのファームウェアがv5.1.61またはv5.2.28以降であることが必要。
今後出荷されるEPIC DRAGONカメラはこの交換式フィルタにそのまま対応できるようになっているが、既に使っているカメラ本体(EPIC DRAGONおよびSCARLET DRAGON)では対応していないため、ユーザー自身でキットを購入して調整するか、REDに送って無償で行ってもらうかの選択がある。
またREDでは、今回の2種類以外にも以下のフィルタをリリースする予定があるという。
- 水中:水中撮影用にチューニング
- IRモノクロ:白黒赤外線画像を撮影するために調整
- 赤外線カラー:カラー赤外線画像を撮影するためのチューニング
- Dragon・スタンダード標準:低照度とスキントーン/ハイライトの中間
- モノクロ:標準モノクロOLPF
(山下香欧)