GoPro HERO4が発表された。GoPro HERO3から約2年。数週間前から実機のリークがかなり拡散していたが、ようやくGoProの公式サイトに姿を見せた。同時にエントリーレベル版のHEROも発表された。米国のショップ店頭に並ぶのは10月5日。
HERO4はBlack EditionとSilver Editionの2モデルで、基本的に現行のHERO3/HERO3+世代のプロセッサを最新のものにグレードアップしたもの。
Black Edition
2倍の処理能力を持ったプロセッサを採用したHERO4 Black Editionでは4K(3840×2160)収録が30fpsまで可能となった(HERO3+ Black Editionでは15fpsまで)。また1.7Kでは50fps、そしてフルHDでは最大120fpsのHFRで行える。静止画は15メガピクセル。
Silver Edition
HERO4 Silver Editionは4K収録が15fpsまで。そのほかの機能はBlack Editionと同じ仕様となっているが、タッチスクリーンディスプレイを搭載したのは大きな魅力。従来のようにモバイルデバイスを用意しなくても設定をタッチパネルで行える上、収録中に映像をカメラから確認できる。
両モデルとも、ISOやカラー、露出設定が行えるようになり、低照度および夜景シーンの映像クオリティをアップさせたことで、得意のタイムラプス撮影も期待できる。
ハードウェアについては、両モデルともBluetoothが新しく装備された。またバッテリーハウジングがそのあたりのデジカメと同じく、スライドドアの開閉式になったのはいいが、バッテリーモデルも変わったので、残念ながらHERO3のバッテリーは利用できない。バッテリー消費については公開されていないが、ベータテスター達のレポートでは2.5時間程度となっている。Silver Editionはディスプレイがある分、より持続時間が落ちる。
HERO4用新バッテリーチャージャーとバッテリー(49.99ドル)
価格はBlack Editionが税抜59,500円、Silver Editionが税抜47,500円。
GoPro HERO
エントリーレベルのGoPro HEROが新しくライナップ。いわゆる入門機だ。フルHD1080p/30fps、720p/60fpsまでの映像収録が可能。静止画は5メガピクセル。価格もリーズナブルで税抜19,500円となっている。
先週末のGoProの株価は、6月のIPO時の一株当たり24ドルのトリプル値82.10ドルをつけ、過去最高を更新した。
(山下香欧)