読売テレビ放送(YTV)は10月23日、デジタルコンテンツの企画、制作からデジタルアーカイブ事業を手がける株式会社アーテファクトリーと9月26日に資本業務提携を行ったことを発表した。
この資本業務提携は、読売テレビが開局55年にあわせ、新規ビジネスの開拓を目的に立ち上げた「プロジェクトY」の一環。今回の資本参加により、読売テレビのアーテファクトリーに対する出資比率は33.34%だという。
アーテファクトリーは京都を拠点とし、文化財デジタルアーカイブの分野に特化した活動を行っている。最新デジタル技術を用いた高精細デジタル撮影・データ記録・管理・プロダクト開発、さらに文化財の高精細複製を製作し、複製を利用した空間プロデュースを行うなどの視野を広げた事業展開、さらにオリンパス株式会社との共同事業の写真素材のダウンロード販売サービスも行っている。
YTVは今後、両社の強みを最大限に生かし、著作権ビジネスやイベントの企画開発など、自社及びグループ会社を通じてアーテファクトリーとの共同事業を推進させるとしている。
(山下香欧)