エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社は25日、同社の100%子会社であるエイベックス・ピクチャーズ(API)と講談社、集英社、小学館の共同出資により、映像配信サービス向けアニメ作品の供給を行う新会社を来年1月に設立することを発表した。新会社名は「株式会社アニメタイムズ社」。エイベックスによると、需要側のデジタル配信によるアニメの楽しみ方が拡大する動向を受け、今回の新会社設立となったという。

新会社アニメタイムズでは、同社グループが運営する映像配信サービス「dビデオ」や「UULA」向けのアニメ作品調達窓口を一本化し、グループ内外の映像配信サービスへ講談社、集英社及び小学館を中心としたアニメ作品の供給を行っていく。

アニメタイムズの資本金は1億円。取締役会長にAPI代表取締役社長の竹内氏、代表取締役社長にAPI取締役兼アニメ制作本部長の勝股氏が就任する。株主構成は開示されておらず、今回の4社以外の出資者による出資も検討中という。なお新会社はエイベックス・グループ・ホールディングスの連結対象子会社となる予定。

(山下香欧)