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昨年ソニーからCESに出展すると発表のあった、ウェアラブルサイズの有機ELディスプレイ(OLED)を搭載したスマートグラス(試作機)が予定通りに参考展示された。
ソニーのメガネ型ウェアラブル端末といえばメガネと一体になった両レンズ用の設計だったが、今回の要は新開発のウェアラブルOLEDディスプレイ。片眼用で持ち合わせているメガネにスナップオンするコンセプトになっている。ディスプレイは超小型でありながら640x400pixelの解像度。そして高コントラストでsRGB色域を100%カバーし、輝度800cd/m2(最高値)で屋外でも鮮明な映像を映し出す。
![150113_unit](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2015/01/150113_unit.jpg)
今回参考展示されたのは、このデザイン。世界最小クラス0.23型の超小型高精細カラーOLEDに、ARM Cortex A7プロセッサ採用の制御基板を搭載したモジュールボックス、そして先端には超小型光学ユニット。装着すると超小型光学ユニットが眼鏡レンズ中央に来るようになっている。電子コンパス、加速度センサー、タッチセンサーが搭載されている。
![150113_sony_01](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2015/01/150113_sony_01.jpg)
脱着が簡単で、眼鏡やゴーグルなどのアイウェアに装着することで、視界を妨げないサブウィンドウとして様々な情報を表示することができる。モジュールの重さは約40g。2015年内に本モジュールの量産開始を目指しているという。
![150113_Sony-0-23-inch-VGA-OLED-microdisplay2](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2015/01/150113_Sony-0-23-inch-VGA-OLED-microdisplay2.jpg)
従来パネルでは画素構造において、RGBストライプ配列内に色純度を確保するための遮光部を配置していた。新開発のパネルでは配列を最適化し、遮光部の最小化、画素面積を38%縮小、開口率の向上を実現させた
![150113_sony_02](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2015/01/150113_sony_02.jpg)
今までのメガネ型ウェアラブル端末「SmartEyeglass」も参考出展さてれいた。既にSDKの提供も始まっており、付近の情報を表示するナビゲーション(ゼンリンデータコム)のデモなどが行われていた。
(山下香欧)