ARRIは、新しいデジタルシネマカメラ「ALEXA Mini」を発表した。ALEXA Miniは2015年5月の出荷を予定しており、3月以降に注文受付を開始する。価格については現在公開されていない。

ALEXA Miniは、ALEXAシリーズの高画質と堅牢性を継承しつつ、4:3/16:9切替式のセンサー、最大200fpsのハイスピード映像、ARRIRAW内部収録、4K UHD ProRes収録が可能なデジタルシネマカメラ。カーボン製の軽量ハウジングや、シーリングされた電子回路などを採用。チタン製のPLマウントは、センサーマウントと一体成型された構造となっており、大型で重量のあるズームレンズを装着した場合でもフランジバックを正確に保つことが可能だとしている。

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レコーダー1台で最大4台のカメラの映像を同時に収録可能

4:3/16:9切替式のセンサーは0.75fpsから最大200fpsまでの収録が可能。4:3アスペクトはアナモフィックレンズでの撮影に適しており、アナモフィック・デスクィーズ機能も内蔵している。ARRIRAWをカメラ内部のCFast 2.0カードまたは専用のコーデックス社製外部レコーダ(オプション)に収録することができ、最大4台のALEXA Miniの映像信号を同時に収録することが可能だ。

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ワイヤレスによる遠隔制御のほか、マルチビューファインダーMVF-1からの操作、カメラボディのソフトボタンでの操作に対応。均整のとれたカメラボディと複数のマウントポイントにより、上下反転や、ポートレート撮影などの様々なカメラ設置スタイルに対応できるとしている。

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外部機器を装着することなくハンドユニットとの通信が可能

ARRIのワイヤレスコントローラーを内蔵しており、外部機器を装着することなくハンドルユニットとの通信が可能なほか、新しいアクティブレンズモーターをPLマウント横のコネクターに接続し、レンズのフォーカス、アイリス、ズームを制御することも可能。レンズデータシステムLDSにより映像フレームごとにレンズメタデータを記録が可能。内部NDフィルターを利用すれば、マットボックスのフィルター枚数を最小限に抑えることができ、露出調整が可能だ。また、Wi-Fi経由でiOSやAndroidデバイスからカメラをリモートコントロールが可能。