世界最大の楽曲数を提供している音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」は先週2月26日より、デスクトップ用アプリで歌詞を表示できる新機能を始めた。今回の新機能は、世界最大数の歌詞カタログを持つミュージックマッチ(Musicmatch)との提携による。
デスクトップでSpotifyを楽しめるアプリのインターフェイスには“Lyrics”を表示できるオンオフボタンが搭載された。また歌詞を閲覧・検索する機能もついている。またSpotifyは公式ブログにて今回の新機能のほか、友人がどのアーティストのどの曲を聴いているのかが分かる“Friend Feed”や、デイリーバイタルチャートという、ユーザーの地域において、どの曲が一番シェアされた回数が多いかなどの人気度を統計で提供するサービスも順次加えていくことを明らかにしている。
Spotifyは2008年10月にスウェーデンでサービスを開始。サービスには無料と有料の2つのオプションがあり、現在30か国以上にサービスを展開し、6,000万人のアクティブユーザー(2015年1月現在)をかかえている。Spotify自身のサービスを日本で開始することは噂として周知されているが、公式的な発表は未だない。
ところがソニーから近々Spotifyと提携した新しい音楽ストリーミングサービス「PlayStation Music」が開始されるという。ソニーはクラウドベースの定額制音楽配信サービスMusic Unlimitedに終止符をうち、Spotifyの人気バリューをかついで新しい音楽サービス展開を試みる。日本での開始時期については未定となっているが、PlayStation Musicを先行に日本上陸がなされる期待がみえてきた。
(山下香欧)