米国の大型家電販店にはアクションカメラのコーナーが揃うようになったが、GoProやソニーと並んでAEEのアクションカメラが目立つようになった。AEEは深センAEE技術有限公司のことで、長年マルチローターUAVやドローン製品を開発している企業として知られている。
今回はAEEから昨年秋に発売開始となったAEE MagiCam S71(S71)を紹介する。本カメラはSファミリーの中では最上スペックを持つ4Kアクションカメラ。発売されてから巷ではGoPro4との比較映像やレビューが絶えない。
防水ハウジングを装着
見た目はともかく、カメラ自身の重さは57gと88gのGoPro Hero4よりも若干軽い。10m防水に100mのWi-Fiコネクションを持つ。1500mAh充電式リチウムイオンバッテリーパックを使い、収録時間も比較して1時間以上長く使える。また取り外しができる2インチのTFTディスプレイは大きな特徴になる。
S71は、話題のシャオミYiと同様、ソニーのExmor R CMOSセンサーを採用し、絞りf/2.7、150°の超広角、そして10倍ズーム機能も付いている。4K(3840×2160)収録に関しては残念ながら15fpsまでとなっており、2.7Kは30/24fps、1080pは60/48/30/24fps、960p/720p HDをキャプチャできる。120fpsまでのハイスピード収録、タイムインターバルでタイムラプス、そして180度ターンオーバーして収録することも可能。カメラのフロントにあるG-センサーをオンにすると被写体の動作によって自動で収録を始める機能もついている。メモリーカード容量がフルになった場合、上書きして収録ができる。スチルは16メガピクセルで、10fps/sまでのバーストモード(連続撮影)やタイマー機能などに対応する。
リモートコントローラー、クイックリリース/ピボットジョイントと各種マウントと10m防水ハウジングなどが同梱
オーディオフォーマットはWAVで、内蔵マイクとステレオスピーカーのほか、mini USBポートで外部マイクから音を取り込むことができる。Wi-Fi経由で専用リモートコントローラーのほか、モバイルデバイスの専用アプリから制御でき、アプリでは収録の再生や簡単なクリップ編集を行い、映像ファイルのダウンロード/アップロードに加え、カメラ内部のmini SDへ編集したクリップを保存することができる。価格は399.99ドル(約48,600円)。オンラインや店頭では250~260ドルで販売されている。
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■主な仕様
視野角 | 150° |
撮影素子 | 8/12/16M画素 |
バッテリー | 1500mAhリチウム電池 |
デジタルズーム | 10倍 |
ビデオ解像度(NTSC) | 4Kシネマ/12fps 4K/15fps 2.7Kシネマ/ 24fps 2.7K / 30fps 1080P(1920×1080)/(60,48,30,24 FPS) 1080P(1920×1080)/(60,48,30,25 FPS) 720P(1280×720)/(120、60fps) |
連続録画時間 | 2.5時間 |
連続録音時間 | 4.5時間 |
マイクロSDカードの容量 | 64ギガバイト(最大) |
動作湿度 | 15〜90%RH |
保存温度 | -20〜60℃ |
動作温度 | -10〜50℃ |
映像フォーマット | MP4 |
レコード形式 | WAV |
フォトフォーマット | JPEG | 消費電力 | 700ミリアンペア |
Wi-Fiリモートコントロールの距離 | 120メートル(最大) | USBインターフェース | USB 2.0 |
タイムラプス | 0.5、1、2、5、10、30 | バースト | 3/6/10fps |
対応OS | WindowsXP SP2/Vista/Mac OS | 重量 | (TFTスクリーンとバッテリーを含む)113グラム (TFTスクリーンとバッテリーを除く)56グラム |
大きさ | (TFTスクリーンを除く)60mmX23mmX43mm (TFT画面を含む)60mmX35mmX43mm |
(山下香欧)