K2 Dynoリプレイシステム
グラスバレーは、2015年4月13日から16日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2015に出展する(サウスホール/SL206)。
同社は「Get on the right path with Grass Valley」をテーマに、“Glass-to-Glass”IPアプローチにもとづく様々な新製品を発表するとしている。各種放送ソリューションのデモンストレーションや、カメラ、スイッチャー、リプレイを中心とした4K/UHDのトータルワークフローを展示予定だ。主な出展製品は以下の通り。
(以下プレスリリースより引用)
[Grass Valleys Glass-to-Glass IP Solution]
グラスバレー独自の”Grass-to-Grass”アプローチは、カメラ、サーバー、プロダクションスイッチャー、ルーター、マルチビューワー、IPゲートウェイやコントロールシステムなど、制作や送出アプリケーションで利用される様々な製品のIP対応を可能にします。グラスバレーではCOTS IPスイッチやSDNコントロールといった実績のあるIT技術を活用することで、放送業界に必要不可欠な最大限の柔軟性をもたらすとともに、オープンでインターオペラビリティ―に優れるIPテクノロジーにより様々な放送ワークフローに対応した強固なインテグレーションを実現効率的でソリッドな運用をお約束します。[Karrera K-Frame S シリーズ ビデオプロダクションセンター]
モジュラー式のビデオプロセスエンジンを採用した3G対応スイッチャーKarrera K-Frame SはM/E列を2つに分割して利用可能なDoubleTake™をはじめ、バス・リンキング、キー・チェーン、トランジション・チェーンといった豊富な連動機能を使用することで、ハードウェアやソフトウェアオプションの追加をすることなく4K制作にも対応します。複数のスタジオ間でM/EやDPMエフェクトなどのリソースを取り合いして操作可能なリソースシェアリングにも対応。K2ビデオサーバーのクリップコントロール、ルーターの制御とソース名表示やルーターからのAUXバス制御、カメラのシーンファイルリコールなどの充実したコントロール機能により、ライブビデオプロダクションセンターとしての利用が可能です。[LDX 81 4Kカメラシステム]
3CMOS、B4レンズマウント、光複合カメラケーブルによる長距離伝送という従来の放送用システムカメラスタイルを踏襲し、HD撮影同様の感度、被写界深度、ラージレンズアダプターを使用したボックスレンズ対応など、従来の運用スタイルそのままの4K撮影を実現します。[Pegasus SDN]
Pegasusは既存のSDIベースのシステムを使用しつつIPへの移行を望むお客様のために最適なソリューションです。市場に広く流通しているIPスイッチを用いたネットワークを管理するためのビルトインSDNモジュールを提供し、業界標準のIPスイッチとSDIルーティングスイッチャーの混在利用を可能にします。SDIのルーティングと同様にIPストリームのルーティングが行える。それがPegasus SDNです。[K2 Dyno リプレイシステム]
ワールドワイドにおける導入実績は700件を超える、ファイルベースのリプレイシステムです。3倍速スーパースロー、4K/UHD、6倍速ウルトラスロー等、ハイフレームレートの入力映像に対して、DynoSコントローラのタッチスクリーンから容易にコントロール出来ます。すべてのパッケージにおいて、ハイライト・プレイリスト作成、メタデータ登録、ファイル転送機能が標準搭載。ShareFlex™によるネットワークを介した複数台でのファイル共有や、DynoZoomによるリアルタイムスケーリング、DynoSコントローラ上で並行活用出来るEDIUS、様々な用途に応じたオプションも充実。LDXカメラシリーズとDynoによるインスタントリプレイは、スポーツをはじめとするライブ映像を活用できる最適なパッケージです。【その他の出展製品】
【カメラ】
[LDX XtremeSpeed 6倍速ウルトラスローモーションカメラシステム]
グローバルシャッター式CMOSセンサーを搭載したLDXカメラシリーズの6倍速ウルトラスロー対応最新モデル。豊富なアクセサリー群やユニークなクレードルスタイルのベースステーションXCUのコンセプトはそのままに、最大6倍速に対応しました。K2 Dynoリプレイシステムとの組み合わせによりパーフェクトなインスタントリプレイソリューションを実現します。【ノンリニア編集システム】
[EDIUS 7]
64-bitネイティブアプリケーションへと進化した最新バージョンには、新世代のCPUアーキテクチャーに最適化された4K対応プロセッシングエンジン、AVC-Ultra、XAVC/XAVC Sなどの最新コーデック、「STRATUS」との高度なインテグレーション機能など、多くの新機能が搭載されています。4K/60pのXAVCにおいてもネイティブのまま編集を行うことが可能で、XAVCへのエクスポート機能も搭載しているため、編集後、即座に納品フォーマットへ出力するワークフローが構築できます。放送局/CATV/プロダクションなど、様々な現場からフィードバックされた、様々な改良も含まれています。[HDWS-4K]
ネイティブ4K対応モデルとして初めてラインナップされた、ターンキーシステムのフラッグシップモデルです。20-core(40スレッド)Xeonプロセッサ、64GBメモリなど、最高スペックのワークステーションをベースとして、4K/60p Quad-SDI出力に対応したプレビューボード、業務用ノンリニア編集ソフトウェア「EDIUS Elite 7」の組み合わせにより、快適な4K編集環境を構築することができます。【メディア管理システム/編集・送出用サーバー】
[STRATUS]
メディア管理システム「STRATUS」により、編集サーバー内にある素材データの統合管理が可能です。それぞれのアセットには素材情報、マーカーなどのメタデータの入力が可能で、カメラマン、記者、エディターなど、役割に合わせた使用環境(権限)を構築できます。また、素材管理だけでなく、ビデオサーバーの収録制御、テープレスメディアからのインポート、素材のトランスコードなど、様々な機能を搭載しています。強力な検索機能により、任意の素材を素早く見つけることが可能です。[K2-SAN]
編集サーバー「K2-SAN」は、編集・送出用途に最適化された、素材共有サーバーです。ベースバンドI/Oを優先処理しながら、ファイル転送の帯域を動的にコントロールできる、帯域制御(QoS)機能を搭載した実績のあるファイルシステムを採用。システムの安定稼働と帯域の使用効率の最大化を実現します。[K2 Summit 3G]
マルチフォーマット、マルチコーデックに対応した新世代のビデオサーバー。最新バージョンでは、SSDストレージとの組み合わせにより、4Kの収録/再生に対応しました。DVCPRO HDをはじめ、XDCAM HD422、AVC-Intra、AVC-Ultra LongGなど、様々なコーデック/フォーマットをシームレスに再生可能です。また、ベースバンド収録の際にはプロキシを同時生成するため、STRATUS上での簡易プレビューや、EDIUS用のプロキシ編集用素材として活用できます。[GV STRATUS Playout]
高機能を備えたソリッドステート・プレイアウトカードとMicrosoft Azureプラットフォームによるクラウドベース・プレイアウトソリューション。Webブラウザを通じてクリップ、グラフィックス等のインジェスト、チャンネルのスケジュール編集、送出、モニタリングまでをトータルにコントロール。クラウドによる素材の一元管理の元、複数の拠点によるローカライゼーションをフレキシブルに可能にします。【ルーティングスイッチャー】
[NVISION 8500 Router IP Gateway]
放送インフラのIP化を見据えたIPベースのI/Oモジュールにより、既存のNVISION 8500シリーズのフレームに追加実装することでベースバンドからIPへの段階的な移行を可能にします。【マルチビューワー】
[Kaleido-Modular-X]
マルチビューワーの代名詞とも言えるKaleidoシリーズの最新モデルで、モジュール構成により様々なコンフィグレーションに対応。ルーターやiControlモニタリングシステムとの連動により、高度なマルチソースモニタリング環境を構築することが可能です。※出展製品は都合により変更になる場合がございますので、予めご了承ください。