キヤノンは、同社の業務用30型4Kディスプレイ「DP-V3010」用のファームウェアの無償提供を2015年11月より開始する。

アップデートの適用により、白とびや黒つぶれの少ない映像表示が可能になるHDR表示機能や、4K試験放送に採用された次世代放送規格「ITU-R BT.2020」の色域を持つ映像素材の新規表示機能などが追加される。詳細は下記の通り。

■HDR(ハイダイナミックレンジ)表示対応
広いダイナミックレンジを持つSMPTE提唱の映像規格「SMPTE ST 2084」や、キヤノン独自の映像記録方式「Canon Log」、「Canon Log 2」に対応したHDR表示が可能になります。これにより、これまでは白とびや黒つぶれした状態になり再現が難しかった映像も、ディスプレイ上で詳細に確認できるようになります。キヤノンのデジタルシネマカメラ「EOS C500/EOS C500 PL」(2012年10月発売)や“EOS C300 Mark II”(2015年9月上旬発売予定)と合わせて用いることで、映像の入力から出力まで、さまざまなシーンで印象的な映像の制作をサポートします。

■次世代放送規格「ITU-R BT.2020」の色域を持つ映像素材の表示機能を追加
これまでの「ITU-R BT.2020」の色域を持つ映像素材の表示方法に加え、キヤノン独自の技術により、「DP-V3010」の色域外の色相再現を優先した表示方法を追加します。従来の、「DP-V3010」の色域内の忠実な色再現を優先した表示方法と合わせて2通りの映像表示が可能になるため、映像の用途や作業に応じて、最適な表示方法で映像の色表現が可能になります。