映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences、AMPAS)は2015年4月13日から16日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2015にて、AMPASが策定したデジタル映像制作における色管理に関する業界標準規格「ACES(Academy Color Encoding System)」についてアピールする。ACES認証のメーカーブースにはACESロゴを置くほか、ACES/AMPASブース(セントラルホール/C9132)では、14日から閉会日16日まで特別セッションが設けられる。
14日は9時30分からオンセットでのACESを中心に、ASCから撮影監督のTheo Van de Sande氏、DITスペシャリストのDustin Cross氏、カラリストのBobby Maruyada氏の3名をゲストに迎えてACESを踏まえてのプロダクションについてディスカッションが行われる。
15日は13時からポストでのACESとして、主にハリウッドのポストプロダクションからカラリスト達を迎えて、カラーグレーディングをはじめポスプロのプロセスについてディスカッションが行われる。このセッションは国際カラリストアカデミーとHPA(Hollywood Professional Alliance)がプロデュースする。
16日は2つのパートに分けたセッションで行われる。9時30分からは、ACESを実装したソフトウェア・ハードウェアメーカーから技術的な話が聴けるセッションになる。10時30分からは、ビジュアルエフェクトやアニメーションスタジオが、どのようにACESのパイプラインを敷いているかを学べるセッションとなる。
■展示フロアのACES規格認証製品パートナー一覧
(山下香欧)