パナソニック株式会社は、2015年4月13日から16日(米国時間)に米国ラスベガスで開催中のNAB2015にて、放送用・業務用メモリーカード・カメラレコーダー「AJ-PX380GF」を開発したことを発表した。2015年秋の発売を予定しており、価格は未定。

AJ-PX380GFは、1/3型220万画素の3MOSセンサーを搭載し、感度はF11(59.94Hz)/F12(50Hz)。1080/60p、1080/60i、24p、30p、720pのマルチHDフォーマットとSDの収録に対応する。59.94Hz/50Hz切換により50i、50p、25pもサポート。収録コーデックはAVC-ULTRA (AVC-Intra/AVC-LongG/AVC-Proxy)を採用し、4:2:2 10bitからHDまでコーデックが選択可能。1080/59.94pプログレッシブ映像の収録に対応しており、3G-SDI出力も可能。記録用カードスロットはP2カードスロット/microP2カードスロットを装備している。

入出力はSDI IN、3G-SDI OUT、HDMI OUT、ワイヤレススロットなどを装備。オーディオは24bit/48kHz/4ch記録をサポート。スロットインワイヤレス入力2chに対応しており、マイク/ライン中から組み合わせて4chの音声収録が可能。

ネットワーク機能は有線LAN、無線LAN、4G/LTE回線に対応しており、PC/Mac、タブレット端末、スマートフォンを用いたワイヤレスプレビューとリモート、クラウドサーバー等への自動アップロード、ストリーミング送出が可能。そのほかにもSDI入力、ワイヤレススロットを装備。また、別売りのリモートオペレーションパネル「AK-HRP200G」、エクステンションコントロールユニット「AG-EC4G」、リモートコントロールユニット「AJ-RC10G」により有線リモートコントロールも可能だ。なお、本体にはFUJINON 17倍ズームレンズとカラーHDビューファインダーAG-CVF15Gが同梱される。