ジュピターテレコム(J:COM)は、4K映像配信の商用サービスを5月29日から開始する。同時に4K対応の新しいセットトップボックス(STB)の提供を始め、J:COMオンデマンドで4Kコンテンツを視聴できるようにする(旧JCNエリアは、7月1日より提供開始予定)。本STBはJ:COM TVサービス加入者向けに、オプションサービスとして月額税抜1,300円で提供する。開始当初は追加料金不要で視聴可能。
これまでにJ:COMは、J:COM Wonder Studioや各地のジェイコムショップ店頭でChannel 4Kの4K試験放送をRFとIPの両方で伝送するなど独自の4K試験放送を行ってきた。今回は消費者側に4Kコンテンツをオンデマンドで提供していく。コンテンツは邦画とオリジナル番組で、開始当初はJ:COM独占先行も含めて20作品程度。8月までには31作品が提供できる予定となっている。
提供される新しい4K対応のSTB「4K Smart J:COM Box」はHumax製で、3チャンネルのチューナーと2TBのHDDが内蔵され番組の録画記録が可能となっている。4K/HEVCデコーダーとしてBroadcomのSoCを搭載している。
「4K Smart J:COM Box」。モデル番号:91-00594、OSはLinux、Wi-Fiも実装
(山下香欧)