Blackmagic Studio Camera HD

Blackmagic Designの発表によると、米国ラスベガスのモブ・ミュージアム(The Mob Museum:組織犯罪と法執行機関の国立博物館)が、ライブプロダクションやビデオアーカイブの撮影およびストリーミングにBlackmagic Studio Camera HD、ATEM 1 M/E Production Studio 4K、HyperDeck Studio Proを使用しているという。

モブ・ミュージアムは、歴史あるラスベガス・フェデラル・ビルディングの一部。世界中の組織犯罪と法執行の間に長く存在する対立に焦点を当て、両方の歴史に関する資料を展示する博物館だ。館内には、それらの対立において最も重要となった人物たちのインタビューやフッテージなど、計800点を超える歴史的遺物や体験型展示が公開されている。

さらに同博物館では法廷での議論も催され、組織犯罪、法執行、その他の公共問題に関する刺激的なやりとりが行われているという。また、創設者によるトークや各テーマに基づくイベントも年間を通して数多く開催されている。館内にある歴史的な法廷には現代的なプレゼンテーション技術を装備しており、そこで制作されたプログラムはWebサイトを通して世界中のマフィア・ヒストリー・ファンに向けストリーミングされている。

これらの映像の作成に使用されているのが、複数の放送用カメラBlackmagic Studio Camera HD、スイッチングおよびグラフィック追加用のATEM 1 M/E Production Studio 4K、最終的な収録用のHyperDeck Studio Pro SSD放送用デッキだ。

モブ・ミュージアムの情報技術を担当するライアン・マーカス氏は次のようにコメントしている。

マーカス氏:実際に色々な体験ができる、楽しい博物館であるよう常に努めています。マフィアの歴史に関連する両方の分野(犯罪組織と司法)から素晴らしいゲストを招いてインタビューを行ったり、ライブイベントを開催したりすることで、来館者のリピートやそれぞれの国や地域からのサポートにつながっています。一対一のインタビューからオーディエンスを前にしたライブ討論まで、すべて撮影しています。Blackmagic製品は、このプロセスで重大な役割を担っています。

すべてのプロダクションにおいて、Blackmagicのカメラと、ATEMとHyperDeckで構築した放送用ラックを使用しています。Blackmagicのカメラは使い方を覚えるのが簡単で、うちのスタッフはほぼ全員が使いこなせます。撮影したフッテージはATEMでスイッチングして、HyperDeckに送信しています。そこからLiveStreamで配信します。本当にシンプルですよ。