ニコンから最新NIKKORレンズ3モデルが登場した。ラインナップ・詳細は下記の通り。
■「AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」
DXレンズ初のナノクリスタルコートやフッ素コート、電磁絞り機構を採用し、世界最軽量を実現した焦点距離16-80mm(35mm判換算で24-120mm相当)の5倍標準ズームレンズ。
レンズ構成は13群17枚。絞り羽7枚で、広角側開放F値2.8(焦点距離16mm時)に対応。手ブレ補正機能では撮影者が手ブレせずに撮影できるシャッタースピードより4.0段(CIPA規格準拠)遅くしてもブレの少ない画像が得られ、またVR機構を搭載。電磁絞り機構搭載のEタイプレンズを初めて採用し、高速連続撮影時にも高精度な絞り制御で安定した露出制御を実現。レンズボディは世界最軽量の約480gで、D7200と組み合わせて約1,245g、D5500と組み合わせても約950g程度。希望小売価格は税抜き125,000円。
ナノクリスタルコートは、全可視光域にわたって高い反射防止効果を実現する。赤い光によるゴーストの防止効果、逆光時のゴーストやフレアの発生を大幅に低減
■「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」
蛍石レンズ、EDレンズ、ナノクリスタルコートを採用し、優れた光学性能と大幅な軽量化を実現した、焦点距離500mmの超望遠レンズ。蛍石レンズ2枚の採用で、従来製品よりも約790g軽い約3,090gを達成。レンズ構成は12群16枚。絞り羽は9枚、F値4~22に対応。最短撮影距離は3.6m。手ブレ補正機能としてVR機構にNORMALモードとSPORTモードを搭載。NORMALモード撮影時の手ブレ補正効果は4.0段(CIPA規格準拠)。電磁絞り機構で、また露光前センタリングを行わないため高速連続撮影時のファインダー像も安定している。カメラを止めた時と振った時のファインダー像の連続性を重視する制御は、流し撮りに有効。希望小売価格は税抜き1,200,000円)。
■「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」
蛍石レンズ2枚の採用で、従来製品よりも軽い世界最軽量の約3,810gを達成した超望遠レンズ。フッ素コートをレンズ前面部に採用し、野生動物の撮影などハードな使用環境に耐える優れた堅牢性と防滴性を有している。蛍石レンズ、EDレンズ、ナノクリスタルコートを採用し、色収差やゴーストを抑えた高い光学性能を実現。レンズ構成は12群16枚。絞り羽は9枚、F値4~22に対応。最短撮影距離は4.4m。500mmレンズと同様に、手ブレ補正機能としてVR機構にNORMALモードと動きの激しい被写体を追う際にも安定したファインダー像を実現できるSPORTモードを新たに搭載している。希望小売価格は税抜き1,475,000円。
(山下香欧)