リコーが発売している全天球カメラ「THETA」の新しいケース2種と編集機能を添えた新しいアプリが登場する。新しいケースには、水辺での撮影時用に透明ポリカーボネート製の防滴ハードケース「Hard Case TH-1」とスロットインできるソフトケース「Soft Case TS-1」。
ハードケースはIPX7相当の防水性を持っているが水中での撮影は不可。カメラ制御はスマートフォンからのリモートになる。三脚座を備えているので、一脚などに取り付けられるようになっている。
ソフトケースは合皮仕様で色は白と黒の2色が用意されている。専用オプション「ストラップ用アタッチメント」を装着したまま、収納することが可能。
新アクセサリーはどれもオープン価格で7月17日に発売開始される。尚、リコーイメージングオンラインストアでの価格はHard Case TH-1が税込み3,510円、Soft Case TS-1が税込み2,970円。
今回発表された新アプリ「THETA+(シータプラス)」はTHETAで撮影した全天球イメージのトリミングやプロジェクション形式設定、色調の変更等をスマートフォン上で簡単におこなえる専用アプリ。無償で提供予定だ。
同アプリでは、全天球イメージのプロジェクション形式を選択することができ、撮影した画像を小さい球体状に再生して空間に浮かび上がらせるリトルプラネット形式の画像を生み出すことができるようになる。また、一定間隔で何度か撮影した全天球イメージを組み合わせて、タイムラプス動画にする機能や、5種類のフィルターを搭載している。編集した画像は、InstagramやFacebook等で共有することが可能。iOSおよびAndroid OS版が用意され、App StoreとGoogle playでのリリースを申請中の様子。正式なリリース日は発表されていない。
本体のファームウェアも近日中に1.30がリリースされる。次期バージョン1.30では、1回の動画記録時間5分間になり、また本体自身に保存できる記録時間も従来の約40分から約60分になる。
現行の「THETA」アプリも6月初旬に1.13.0にアップグレードされているが、新機能の一つにtheta360.comでの投稿の際に公開、非公開のプライバシー設定を選択できるようになった。非公開でアップロードされた投稿コンテンツはURLを事前に知っているユーザーのみ表示することができる。
(山下香欧)