キヤノンは、超高感度撮影が可能な多目的カメラの初号機として「ME20F-SH」を2015年12月上旬より発売する。希望小売価格は税抜300万円。
ME20F-SHは、一辺19µmの画素を持ち、画素部および読み出し回路に独自技術を採用した35mmフルサイズCMOSセンサー搭載の超高感度多目的カメラ。最低被写体照度0.0005lux以下(最大ゲイン75dB時、ISO感度400万相当)の実現により、赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的な低照度環境下でも、赤外線投光なしでノイズの少ないカラーのフルHD動画の撮影が可能だという。レンズマウントは、EFマウント(シネマロックタイプ)を採用している。
ME20F-SHの背面部分
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3G/HD-SDI端子とHDMI端子(出力のみ)を搭載しているため、撮影現場で外部レコーダーやモニターなどの周辺機器へケーブル1本で映像出力が可能。また、φ2.5mmステレオミニミニジャックやRS-422用丸型8ピンのリモート端子を搭載しているため、同社のリモートコントローラー「RC-V100」との接続が可能だ。その他にも、φ3.5mmステレオミニジャック端子に外部マイクを接続することで、撮影現場において映像信号と合わせて音声出力が行える。本体サイズは、幅102mm×高さ116mm×奥行き113mm(突起部除く)、質量は本体のみで約1.1kg。