パナソニック株式会社は、放送用・業務用メモリーカード・カメラレコーダー「AJ-PX380G」と、AJ-PX380GにFUJINONの17倍ズームレンズ、カラーHDビューファインダーAG-CVF15Gが同梱された「AJ-PX380GF」を2015年9月に発売する。希望小売価格はAJ-PX380G(ボディのみ)が税抜1,080,000円、AJ-PX380GF(同梱モデル)は税抜1,262,000円。以前4月15日に2015年秋の発売、価格は未定と報道発表していたもの。

AJ-PX380G/AJ-PX380GFは、1/3型220万画素の3MOSイメージセンサーを搭載。収録コーデックはAVC-ULTRA(AVC-Intra/AVC-LongG/AVC-Proxy)を採用し、4:2:2 10bitからHDまでコーデックが選択可能。1080/59.94p(50p)の収録と3G-SDI出力にも対応しており、記録用カードスロットはP2カードスロット/microP2カードスロットを装備している。記録メディアP2カード/Fシリーズの後継モデルAJ-P2E060FG(60GB)/AJ-P2E030FG(30GB)は2015年12月より順次発売予定とのこと。

入出力はSDI IN、3G-SDI OUT、HDMI OUT、ワイヤレススロットなどを装備。オーディオは24bit/48kHz/4ch記録をサポート。ネットワーク機能は有線LAN、無線LAN、4G/LTE回線に対応しており、PC/Mac、タブレット端末、スマートフォンを用いたワイヤレスプレビューとリモートや、クラウドサーバー等への自動アップロード、ストリーミング送出が可能。そのほかにもSDI入力、ワイヤレススロットを装備している。別売りのリモートオペレーションパネル「AK-HRP200G」、エクステンションコントロールユニット「AG-EC4G」、リモートコントロールユニット「AJ-RC10G」により有線リモートコントロールも可能だ。

また、開発発表時には搭載されていなかったカメラ延長システムのCA(カメラアダプター)機能を内蔵しており、従来機で必要だったカメラアダプターおよびVFインターフェイスボックスが不要となったという。SDI用BNCケーブル2本でリモート、ゲンロック信号、リターン映像、インカムを最大100mまで延長可能だ。