Blackmagic Designの発表によると、米国のロックバンド、イマジン・ドラゴンズがTwitchチャンネルを設立し、その初放送にBlackmagic Pocket Cinema Camera、ATEM 1 M/E Production Studio 4K、Mini Converter HDMI to SDIを使用したという。
Twitchは、ゲーマーのライブストリーミングプラットフォームおよびコミュニティーとして人気が高い放送・ストリーミングサービス。Twitchのコンテンツは、ライブまたはオンデマンドで視聴可能。
イマジン・ドラゴンズのTwitchチャンネルは、7月1日、同バンドが世界ツアー「Smoke+Mirrors」のパフォーマンスを行うボストンから初の公式放送が行われた。イマジン・ドラゴンズはTwitchチャンネルを通して、ファンの質問に答えたり、バンドや音楽について話したり、フォロワーや加入者と「League of Legends」などのゲームをプレイしたり、ファンにアコースティックライブを提供するなどして、ファンとの交流を深めているという。
イマジン・ドラゴンズのストリーミング環境を構築するため、同バンドのTwitch プロジェクトマネージャー、ターナー・ポープ氏は、ATEM 1 M/E Production Studio 4Kスイッチャーを特注のロードケースにインストールした。このケースは、105都市を周る同バンドの世界ツアーで容易に搬送/開梱できる設計になっている。
ポープ氏は5台のRazor Bladeゲーミングノートパソコンからスイッチャーに信号を送信した。うち4台ではバンドのメンバーが「League of Legends」をプレイし、もう1台はTwitchのチャットでファンから寄せられるコメントや質問を見るのに使用された。2台のPocket Cinema Cameraはバンドメンバーの前に設置されたマイクのオーディオと同じくスイッチャーに接続され、バンドの撮影に使用された。
ポープ氏はノートパソコンでATEM Software Controlを使用し、スイッチャーをコントロールした。また、同氏は放送全体を通してATEMのSuperSource機能を使用し、カメラおよびノートパソコンからのフィードを混ぜることで、視聴者がバンドの会話とLeague of Legendsのプレイを両方楽しめるようにし、さらにTelestream WirecastでバンドのTwitchチャンネルをストリーミングした。
ポープ氏:ATEMスイッチャーとPocket Cinema Cameraを使用するシステムの構築は本当にシンプルでした。動き回るのもとても簡単でしたね。すべてがロードケースにうまく収まったので、非常にきれいにまとまっています。Blackmagicのカメラは本当に良い映像が撮れますね。しかもとてもコンパクトで、SDカードを使う必要もありません。スイッチャーにつなぐだけです。
バンドのメンバーたちは、ファンとのつながりをさらに強めることを望んでいました。Twitchで放送することで、音楽を超える特別な経験を世界中のファンに提供できるんです。Blackmagicの機器は、我々のストリーミングに非常にプロフェッショナルなルックと雰囲気をもたらしてくれます。さらにイメージ品質も極めて高いので、Twitchを通してファンに最高の時間を体験してもらえます。