EDIUS Pro 8

グラスバレーは、2015年9月11日(金)~15日(火)にオランダ・アムステルダムRAIにて開催される放送機器展「IBC 2015」に出展する(ホール1/ブースNo.D11)。同社ブースでは、「Find your path to IPwith Grass Valley」をメインテーマに掲げ、撮影から収録、編集、送出までのフルラインナップとともにGlass-to-Glass IPソリューションの機器群の展示を行う。主な出展内容は下記の通り。

(以下プレスリリースより引用)

【キー・ソリューション】

[Glass-to-Glass IP Solution]
グラスバレー独自の”Glass-to-Glass”アプローチは、カメラ、サーバー、プロダクションスイッチャー、ルーター、マルチビューワー、IPゲートウェイやコントロールシステムなど、制作や送出アプリケーションで利用される様々な製品のIP対応を可能にします。グラスバレーではCOTS(汎用)IPスイッチやSDNコントロールといった実績のあるIT技術を活用し、それらと既存のベースバンド技術を融合させることで放送オペレーションに最大限の柔軟性をもたらします。オープンでインターオペラビリティ―に優れるIPテクノロジーにより、様々な放送ワークフローに対応した強固なインテグレーションを実現。効率的かつ確実な運用をお約束します。

[4K/ライブプロダクション]
LDX 86 UniverseカメラシステムとK2 Dyno Universeリプレイシステムの組み合わせによるHD、6倍速、4Kスイッチャブルなインスタントリプレイシステムにより、ライブ制作に比類なき柔軟性を提供します。

[デジタルメディアによるあらたな機会の創造]
GV STRATUSビデオプロダクション/メディア管理システムを使用することでコンテンツ制作過程での変更内容を一元的にハンドリングすることができるようになり、バージョン管理や異なるメディア向けの制作に柔軟に対応することが可能です。

【製品ハイライト】

[LDX 86 Universeカメラシステム/ K2 Dyno Universeリプレイステム]
HD/6倍速/4Kに対応したLDX 86 UniverseカメラとK2 Dyno Universeによるインスタントリプレイシステムにて、あらゆる撮影ポジションでHD/6倍速/4Kのリプレイが可能となります。LDXカメラシリーズのユニークなGV-eLicenseプログラムにより、必要なタイミングで必要な期間のみHDから6倍速や4Kへのアップグレードが可能で、2/3インチB4マウント、グローバルシャッター3CMOSといった特徴を生かし、4KにおいてもHD撮影同様の感度、被写界深度、ラージレンズアダプターを使用したボックスレンズ対応など、従来の運用スタイルそのままの撮影を実現します。4K、6倍速に最適化されたK2 Dyno Universeリプレイシステムは、4Kやハイフレームレート映像を使用したライブ制作においてもK2 Dynoと同様のオペレーションで様々なカメラポジションのリプレイを可能にします。

[Focus 70ライブカメラシステム]
LDXシリーズをベースにしたエントリーレベルのカメラシステムで、LDXシリーズと同レベルの光学系やXensium-FTグローバルシャッターCMOSを採用しつつ撮影フォーマットを1080i50/59.94または720p50/59.94のみとすることで低価格化を実現しました。

[GV ConvergentSDN]
GV Convergent SDNにより、オペレーターは慣れ親しんだSDIルーティングスイッチャーのコントロールパネルを使用してIPとSDI双方のルーティングが可能となります。グラスバレーGlass-to-Glass IPソリューションのコアとして、COTS(汎用)IPスイッチとSDN技術を採用することで最大限の柔軟性を実現します。これによりクリーンIPスイッチング、COTS(汎用)IPスイッチング、SDIルーティングやIP/SDIゲートウェイ等を統合制御し、SMPTE 2022-6 HDやTICOコーデックを使用した4K 1ワイヤーによる運用を可能にします。

[STRATUSメディアアセットマネージメント]
メディア管理システム「STRATUS」により、編集サーバー内にある素材データの統合管理が可能です。それぞれのアセットには素材情報、マーカーなどのメタデータの入力が可能で、カメラマン、記者、エディターなど、役割に合わせた使用環境(権限)を構築できます。また、素材管理だけでなく、ビデオサーバーの収録制御、テープレスメディアからのインポート、素材のトランスコードなど、様々な機能を搭載しています。強力な検索機能により任意の素材を素早く見つけることが可能です。

[iTXインテグレーテッドプレイアウトプラットフォーム]
iTXは完璧なリアルタイムプロセッシングによりライブにより最適化されたサイマルキャスト送出を提供し、低コストで先進のワークフローにより拡張されたオートメーションを実現できます。最新のVer.2.8からはMPEG2もしくはMPEG4 TSでの入出力をサポートしてSDIとIPのサイマルキャストが可能となっただけでなく、ストリーミングプラットフォームにおけるIPのみでの送出も可能です。また、Softelサブタイトルアプリケーションにより、ライブキャプション入力に準拠したWST, OP42, OP47, CC 608/708, Open, DVBといった様々なフォーマットにも対応しました。

【その他の出展製品】
【スイッチャー】

[Karrera K-FrameSシリーズビデオプロダクションセンター]
モジュラー式のビデオプロセスエンジンを採用した3G対応スイッチャーKarrera K-Frame SはM/E列を2つに分割して利用可能なDoubleTakeTMをはじめ、バス・リンキング、キー・チェーン、トランジション・チェーンといった豊富な連動機能を使用することで、ハードウェアやソフトウェアオプションの追加をすることなく4K制作にも対応します。複数のスタジオ間でM/EやDPMエフェクトなどのリソースを取り合いして操作可能なリソースシェアリングにも対応。K2ビデオサーバーのクリップコントロール、ルーターの制御とソース名表示やルーターからのAUXバス制御、カメラのシーンファイルリコールなどの充実したコントロール機能により、ライブビデオプロダクションセンターとしての利用が可能です。

【ノンリニア編集システム】

[EDIUS 8]
ユーザービリティの更なる向上、最新のオペレーティングシステムとの利用を想定した新GUI、コンテンツ管理アプリケーション「GV Browser」を新たに搭載。H.264ハードウェアアクセラレーションデコードにより、特に4K編集においてパフォーマンスが大きく向上します。また、最新アップデートであるバージョン8.1では、Windows 10への正式対応、OpenFXサポートによるBoris Continuum Complete、HitFilm、Sapphireプラグインへの対応、プロジェクトのテンプレート保存、DNxHD、ProResコーデックの再生パフォーマンス向上など、様々な機能追加を行っています。EDIUS 8.1は2015年10月中に提供予定で、IBCグラスバレーブースでもご覧頂けます。

【編集・送出用サーバー】

[K2Summit 3G]
マルチフォーマット、マルチコーデックに対応した新世代のビデオサーバー。DVCPRO HDをはじめ、XDCAM HD422、AVC-Intra、AVC-Ultra LongGなど、様々なコーデック/フォーマットをシームレスに再生可能です。最新バージョンでは、SSDストレージとの組み合わせにより、4Kの収録/再生に対応しました。また、EDIUS 8.1との組み合わせにおいて、収録中の4K素材を即座に編集で使用する、時差編集システムが構築できます。また、ベースバンド収録の際にはプロキシを同時生成するため、STRATUS上での簡易プレビューや、EDIUS用のプロキシ編集用素材として活用できます。

[K2Central TX]
K2ファミリーの技術を継承した新しいプレイアウト用ストレージソリューションで、費用対効果に優れた比類なきパフォーマンスと既設システムからの容易なマイグレーションといった特徴を持ち、K2 Summit 3Gとの組合せでビットレートを落とすことなく、最大20チャンネルまでスケールアップ可能な送出システムを構築することができます。また、NLEクライアント向け共有ストレージシステムとしても構築が可能です。

[GV STRATUS Playout]
高機能を備えたソリッドステート・プレイアウトカードとMicrosoft Azureプラットフォームによるクラウドベース・プレイアウトソリューション。Webブラウザを通じてクリップ、グラフィックス等のインジェスト、チャンネルのスケジュール編集、送出、モニタリングまでをトータルにコントロール。クラウドによる素材の一元管理の元、複数の拠点によるローカライゼーションをフレキシブルに可能にします。

【モニタリング】

[Kaleido-MX-4K]
マルチビューワーの代名詞とも言えるKaleidoシリーズの最新モデルで、Kaleido-Modular-Xに続きターンキーモデルとして4K出力に対応。HDMI v2.0または3G-SDI Quad接続により4Kディスプレイでのマルチビューイングを実現します。さらにルーティングスイッチャーやiControlモニタリングシステムとの連動により、高度なマルチソースモニタリング環境を構築することが可能です。

※出展製品は都合により変更になる場合がございますので、予めご了承ください。