米NewTekは、同社のマルチカメラ映像制作・配信システムTriCaster MiniのHD-SDI対応モデル「TriCaster Mini HD-4 sdi」(本体のみ)と、「TriCaster Mini HD-4 sdi Bundle」(コントロールサーフェイスと専用トラベルケース付属)を2015年秋に発売する。希望小売価格はともにオープンで、市場想定価格は本体のみが税抜1,780,000円、TriCaster Mini HD-4 sdi Bundleが税抜2,080,000円。

TriCaster Miniは、約20×23x12cmで重量約4kgと、コンパクトな設計のポータブル映像制作システム。制作した映像のストリーミング配信や、YouTube、Facebook、Twitterなどにアップロードすることが可能。その他にも、複数カメラの切り替えやプレイリスト作成、画像やタイトルの追加、オーディオミックス、バーチャルセット機能を搭載。コンピュータのネットワーク接続やiOS機器のワイヤレス接続にも対応している。なお、TriCaster Mini HD-4 sdiの仕様は、従来モデルと同様だが、7インチLCDディスプレイ付きモデルのみとなる。

同社のプレジデント兼最高技術責任者(CTO)のAndrew Cross氏は次のようにコメントしている。

Andrew Cross氏:TriCaster MiniのSDIバージョンは、SDIカメラを所有し、映像制作・配信に対して幅広い機能性を持ちながらも、コンパクト性を兼ね備えたシステムを望むユーザーから直接寄せられた多くのリクエストに応えるために開発いたしました。

私達は、顧客の皆様の環境やご予算に応じて、SDIかHDMIの入出力をサポートする各モデルの選択肢を提供できるようになったことを大変うれしく思っています。経験を積んだビデオプロフェッショナルだけでなく、誰かに自分のメッセージを伝えたいという全ての人々にも使っていただくことができます。これほど簡単に、洗練された放送コンテンツ制作が実現できるシステムは、TriCaster以外に世界中のどこにもありません。インターネット回線さえあれば、どのような場所からでもウェブキャストやプレゼンテーション、ライブストリーミング配信を行うことができるのです。

なお、TriCaster Mini HD-4 sdiは2015年9月11日(金)~15日(火)にオランダ・アムステルダムRAIにて開催される放送機器展「IBC 2015」の同社ブースにて展示予定だ(ホール7/ブースNo.K11)。