GoProは16台のGoPro Hero4 Black Editionをマウントして360度映像を撮影するリグ「Odyssey(オデッセイ)」を発表した。同リグは、Googleが5月のデベロッパーズカンファレンスで発表した3D VRプラットフォームJumpの一環で、Googleと共同開発したものになる。Odysseyで撮った各カメラの映像はGoogleのAssemblerでつなぎ合わせ、それをGoogleのCardboardやYouTubeにアップロードしてVR体験ができる。

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サイズは294.6mm×65.8mm、重量は6.57kg

解像度は2.7K(4:3)、毎秒30フレーム。Jump形式での出力ストリームはMPEG4(H.264)で2K×2Kでは150Mbit/s(18.75MB/s)、8Lx8Kで600Mbit/s(75MB/s)。オーディオは、内蔵している16台分のマイクロフォン(モノラル)以外にステレオのマイクロフォンを接続できる(別途電源が必要)。

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プロのコンテンツクリエイター向けに展開予定の同リグは、GoProとGoogleから資格審査を通ってから購入できる形式。購入を希望する際は、Odyssey Limited Access Programの専用ページから申込を行なう。正式リリースは年末。価格は15,000ドルを予定している。

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GoProはOdysseyとは別に、春に買収したVRソリューションを開発するKolorより、6台のGoProをマウントできる360度VR用リグなども販売している。

(山下香欧)