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アドビ株式会社は、国立大学法人筑波大学が、アドビがグローバルで推進するコンソーシアム「Adobe Creative Campus」に関東の国立総合大学として初めて加盟したことを発表した。

「Adobe Creative Campus」は、アドビの最新のデジタルクリエイティブツール「Adobe Creative Cloud」や「Adobe Express」ならびにアドビの生成AI「Adobe Firefly」を全学生が活用できる環境を提供し、全学的にカリキュラム内外で積極活用することで、AI時代に求められる創造的で生産的なデジタルスキルを全学部・全専攻分野の学生が習得できるよう力をそそぐ高等教育機関が加盟する世界的コンソーシアムである。2026年5月現在、世界で100以上の高等教育機関が名を連ねている。

なかでも今回、筑波大学は日本の国立総合大学として初めて、アドビが2026年2月より新しく提供を開始した「教育機関向けAcrobat Express」を全学生向けに大規模導入した。「Acrobat Express」は、クリエイティブに特化した生成AI「Adobe Firefly」とドキュメントに特化した生成AI「Acrobat AI アシスタント」、「Adobe Express」で構成されている。学習内容の吸収理解から分析応用、創造的なアウトプットまで、学習プロセス全体を総合的に支援する教育機関向け限定の特別ライセンスである。

日本では、2024年4月に学校法人立命館が初めてAdobe Creative Campusに加盟し、その後、北海道大学と東京電機大学が加盟、この度の筑波大学の加盟により日本のAdobe Creative Campusは4学校法人となった。Adobe Creative Campusを通じて日本の加盟各校は、国内外の先進的な教育機関と教育カリキュラムや実践の情報交換などが可能となり、教育環境の革新と充実の推進に役立てることができる。

筑波大学においては、従来からアドビライセンスの包括契約を基盤に、情報学群が全学向けに開講している総合科目「デジタルクリエイティブ講座」や2010年度から開催されている「創造学群表現学類~OBOG指導によるクリエイティブ体験講座~」などにおいて、アドビのクリエイティブツールを活用した授業を展開してきた。

2024年12月には医学類の学生が慢性腎臓病に対する認知を高めて早期受診を促すためのワークショップでAdobe Expressを活用し、2025年7月には附属駒場高等学校で生徒たちがAdobe Expressに搭載されている生成AI「Adobe Firefly」によって自作の漢詩を1枚の絵として表現する授業を行うなど、多様な実践を通してテクノロジーと創造性を融合させた学びを推進している。

筑波大学 副学長・理事(教育担当)の竹中佳彦氏は、次のようにコメントしている。

竹中氏:本学ではこれまで、デジタルクリエイティブ教育の中でアドビのツールを活用し、表現力と創造性を育む取り組みを進めてきました。Adobe Expressなどのツールは、アイデア次第で学びの可能性を大きく広げられることを実感しています。Adobe Creative Campusへの加盟により、学生が日常的にクリエイティブツールを活用できる環境が整うことで、一人ひとりの発想力と表現力をさらに引き出し、次の50年を見据えた新たなカリキュラム作りへの挑戦を加速します。さらに、他の加盟大学の事例も参考に、より充実した学びの環境づくりを推進していきます。

アドビの教育事業本部 執行役員 本部長の小池晴子氏は、次のようにコメントしている。

小池氏:この度、関東の国立大学として初めて、筑波大学がAdobe Creative Campusに加盟されることを大変嬉しく思います。同大学はAIやデジタルを道具として使いこなし社会に変化を起こすリーダー人材の育成に力をいれておられます。今回、日本の国立大学では初めて「Acrobat Express」を全学生向けに導入して実現されたアドビの生成AIやAI アシスタント、デジタルツールを十全に活用できる教育環境が、その加速の一手となることを確信しています。