ATOMOS株式会社は、デッキタイプのモニター一体型レコーダーの新製品として「SHOGUN STUDIO」を2015年11月に発売する。希望小売価格は税込490,000円。
SHOGUN STUDIOは、4K対応のモニター一体型ダブルデッキ。19インチラック/3Uサイズに、2系統同時録画の機能を装備。4K/HDの同時収録や、Apple ProRes/Avid DNxの同時収録など、1つの映像入力から異なる形式で収録することが可能だ。SDI/HDMIからのレックトリガーに対応しており、2系統の録画開始・停止をカメラから同時にコントロール可能。
ポストプロダクションで出力した4K ProRes/DNxHRファイルをマスターキャディーにコピーして再生させることで、SHOGUN STUDIO上で、4KからHDのダビング、ProResからDNxへのダビングなどが行える。ダブルモニターのため、片方に収録した映像を再生しながら、もう片方で輝度波形や、拡大表示、フォルスカラーなど、露出/フォーカス確認用の表示を同時に行える。
SHOGUN STUDIO背面部分
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映像再生用デッキとして、通常の再生一時停止、スクラブバーによる再生コントロールに加え、指定区間の繰り返し再生やプレイリスト再生に対応。RS422端子(Sony準拠)、Ethernet経由で外部からの記録/再生コントロールに対応する。なお、RS422、Ethernet経由のコントロール機能は、出荷時に一部制限があるが、ファームウェアアップデートを早期に行う予定だとしている。
タッチスクリーン操作を始めとして、Sony FS RAW、Canon RAW入力からProRes/DNx記録、3D LUT(.cube)をモニター上だけでなく、ビデオ出力/収録ファイルへの適用や、プリレック、タイムラプス収録など、SHOGUNで実装している機能は全て搭載されている。付属品は下記の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- SHOGUN STUDIO本体
- マスターキャディー2(SSDケース)×5、ラックマウント用アダプター
- ゴム足×4、前面仰角用ゴム足×2(前側用大型ゴム足)
- HDMIケーブル×1、SDIケーブル×1(チャンネル1、2接続用)
- ACアダプター