ライカから2400万画素CMOSセンサーを搭載したミラーレスカメラ「ライカSL」が発表された。センサーは35mmフルサイズ、光学ローパスフィルターレス構造で、感度範囲はISO50~50000。

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外形寸法は147mm×104mm×39mm。重量は約771g(本体のみ)、847g(バッテリー含む)

ライカSLは、画像処理エンジン「LEICA MAESTRO II」を搭載。2GBのバッファメモリーと連携し、静止画では最大記録画素数2400万画素で最高11コマ/秒の高速連写を実現する処理速度を持つ。連続撮影枚数はDNG(14bit)で33枚、JPEG(8bit)とDNGで30枚。動画はスーパー35クロップモードでDCI(4096×2160)24fpsから4K UHD(3840×2160)30fps、そしてフルHDで120fpsのハイスピードの撮影が可能。動画撮影中もファインダーで映像を確認できるのも大きな特長としている。インターフェイスにHDMI1.4を持ち、4:2:2 10bitの4K映像を伝送可能。SDメディアへは4:2:0 8bit記録になる。動画の形式はMP4とMOVでSDへの記録時間は最長29分。

シャッタースピードは1/8,000秒~60秒で、0.11秒未満の高速オートフォーカス(AF)を実現する。AFは49点の測距点で検出するコントラスト検出方式。AF-C、AF-Sのほかに、液晶モニターの画面にタッチするだけでピント合わせができるタッチAF、被写体が動いても自動的にピントを合わせ続ける追尾AFや顔認識機能が搭載されている。

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本カメラ専用に開発されたというEVF「EyeResファインダー」は0.66型440万ドットで、FOVは37度。高解像度と表示タイムラグの短さが特徴で表示フレームレートは60fps。2軸式の水準器、各種のグリッド、フォーカスピーキングなどが表示できる。

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液晶モニターはタッチパネル式の2.95型104万ドット。カメラ上面には情報表示用の1.3型LCDも備える。本体にはSDデュアルスロットが用意されており、片方がUHS-II、もう片方がUHS-I対応になっている。

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Wi-FiとGPS機能を搭載しており、リモート操作用に「Leica Image Shuttle SL」(USB接続)、iOS/Androidデバイス用の「Leica SL App」(Wi-Fi接続)が用意されている。

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レンズはボディと一緒に発売される標準ズームレンズの「ライカ バリオ・エルマリートSL f2.8-4/24-90mm ASPH.」のほかに望遠ズームレンズの「ライカ アポ・バリオ・エルマリートSL f2.8-4/90-280mm」と標準大口径レンズ「ライカ ズミルックス SL f1.4/50mm ASPH.」が来年発売される。

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ライカバリオ・エルマリートSL f2.8-4/24-90mm ASPH.。非球面4面を含む15群18枚構成。フィルター径は82mm。最短撮影距離は広角端0.3m、望遠端0.45m。重量は約1,140g

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ライカSL専用のSLシステムレンズに加え、ライカTカメラシステム専用レンズをマウントアダプターなしで使用できる。さらにマウントアダプターを使うことでSレンズやMレンズシステムにも対応。合計145種類のレンズを使うことができる。

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ライカ アポ・バリオ・エルマリートSL f2.8-4/90-280mm」は2016年中頃に発売予定

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標準大口径レンズライカ ズミルックス SL f1.4/50mm ASPH.は「50mmレンズの新スタンダード」と呼ばれている。発売は2016年後半予定

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ハンドグリップやフラッシュユニットといったアクセサリーも順次登場する。本体の発売は11月末で、価格は本体が税抜92万円前後、同時発売の標準ズームレンズが税抜62万円前後の予定。

(山下香欧)