株式会社朋栄は、東京・恵比寿の本社において朋栄InterBEE2015事前説明会を開催した。

2015年10月に創立45周年を迎えた同社のブース(ホール4/ブースNo.4208)では、新たに「FOR-A World of Possibilities(無限の可能性に向けて)」をテーマに掲げ、各種ベースバンド機器、テロップ、バーチャルなどの各種CG制作機器、各種ファイルベース機器、VoIP機器などの多数の新製品、ソリューションを展示予定だ。

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InterBEE2015の出展概要とコンセプトについて話す株式会社朋栄代表取締役社長 清原克明氏

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新製品12G-SDIに対応したルーティングスイッチャ「MFR-3000GB(仮称)」の説明を行う株式会社朋栄取締役 佐倉研究開発センター 研究開発・製造統括本部 研究開発本部 SDR開発部 開発第3グループグループ長 秦慎一郎氏

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同説明会では「MFR-3000GB(仮称)」の実機展示はなかったが、InterBEEの会場では実機を展示予定

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VoIPへの取り組み、新製品のファイルベース連携IP伝送装置「MXR-200IP」の紹介をする株式会社朋栄アイ・ビーイー代表取締役社長 和田雅徳氏

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ファイルベース連携IP伝送装置「MXR-200IP」を使用したワークフローの例を展示

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XAVC/H.264 4K Intraエンコーダーの試作機と4K受信再生映像のデモ

(以下、同社プレスリリースより引用)

<メインステージ>

■プレゼンテーション:朋栄ブースのご紹介
ライブ制作を中心とした4Kプロダクションをテーマとし、朋栄の最新の取り組み、ソリューションをご紹介。ステージ運用を支えるスタジオサブを想定したコントロールエリアも設置し、スイッチャ、ルータ、プロセッサ、マルチビューワ、統合コントロールシステムをはじめ、各種製品を使ってのプレゼンテーションステージを演出。

<ワークフロー展示>

■ソリューション展示:FOR-A 4K Solution
高速度カメラ、ビデオスイッチャ、ルーティングスイッチャ、マルチビューワ、各種プロセッサ、テロップ、アーカイブなど、朋栄の4Kへの取り組みをシステムワークフロー形式でご紹介。

<カメラステージ>

■FT-ONE-S
本体とカメラヘッドを分離して小型・軽量化したモデル。防塵・防滴仕様でより臨場感ある現場での撮影に最適。

■FT-ONE-OPT
「FT-ONE」の光ファイバー搭載モデル。ベースステーションFT-1BSとの組合せにより映像信号、電源、コントロール、ゲンロック、インカム、送り返しなど運用に必要なすべてのケーブルを光ケーブル1本に集約。

■FC-ONE<新製品>
カメラで撮影時に発生するフリッカーをリアルタイムに除去可能な画像処理装置。

■ZE-ONE
直観的なタッチパネル操作で、4K映像の中から任意のサイズで切り出しポイントを設定し、HDコンテンツとして出力することが可能。スポーツ中継のリプレイなどに最適。

<8K関連>

■ESG-8000/4000[朋栄YEMエレテックス]<新製品・Inter BEE初展示>
YCbCr=4:2:2(10-bit)のFS-SHV信号に対応したテスト信号発生器。DG-SHV信号も出力可能。4K/HD信号発生器のESG-4000もご紹介。

■SCV-8000[朋栄YEMエレテックス]<新製品・Inter BEE初展示>
8K信号の1.5G/DGと3G/DGの相互変換のほか、4K信号のLevel-A/B相互変換やSQD/2SIの相互変換も可能な信号変換器。

<ビデオスイッチャ・ルータ・マルチビューワ>

■HVS-2000“HANABI”
拡張性に優れた4K対応2M/Eビデオスイッチャ。3列コントロールパネルを新たに追加。スイッチャの性能を最大限発揮するためのさまざまなユニークな機能を搭載し、マルチフォーマット化により4Kライブ制作にも対応。

■HVS-100/110“HANABI”
本体・コントロールパネル分離型モデルのHVS-100と、一体型モデルのHVS-110を用意するポータブルスイッチャ。オプションにて4Kにも対応。

■GearLinkTM
システムを構成するビデオスイッチャや周辺機器をGUI画面上で一元的にコントロールするソフトウェア。GUI画面のレイアウトやボタンのカスタマイズが可能。

■DSK-400
4K(QFHD)対応デジタルスーパーキーヤ。3G-SDI入力12系統、出力8系統に対応。オプションのDSK-400CK搭載により、4Kクロマキーヤとしても使用可能。

■MFR-3000GB<参考展示>
12G-SDIに対応したルーティングスイッチャを参考展示。12G-SDIと3G-SDIx4の変換機能も実装。

■MFRシリーズ<ラインナップ追加>
システムの中核製品として柔軟に活用が可能なルーティングスイッチャ。HD/SDはもちろん、4K、8Kにも標準対応。最大256×256、128×128、64×64、32×32、32×16、16×16の各種サイズを用意。MFR-3000に追加可能なマルチビューワ出力オプションを初展示。

■MV-4200/4210<新製品・ラインナップ追加>
3G/HD/SD/アナログ/PC信号の混在入力に対応、最大68入力、8モニタ出力が可能なマルチビューワ。フロントパネル、リモートソフトを標準装備。4K出力(HDMI2.0b)にも対応。SDIx8出力モデルMV-4210も初公開。

■MV-1200/1210<参考展示>
SDIで最大12入力4出力、HDMIで最大12入力3出力、SDIとHDMI混在で最大16入力4系統5出力のモニタリングが可能なマルチビューワを参考展示。HDMI&SDI出力モデルMV-1200とSDIx2出力モデルMV-1210をラインナップ。

<プロセッサ>

■URC-4000<新機能追加>
HD映像をリアルタイムで4Kに変換できる超解像アップコンバータ。BT.2020色域変換機能を新たに追加。

■FA-1010
10系統のFS、カラーコレクタ、3G-Level A/B変換や各種オーディオ変換機 能を実装した多機能プロセッサ。

■FA-505
5系統のアップ/ダウン/クロスコンバータを1Uの筐体内に実装可能なFA-1010姉妹モデル(5入力5出力(2分配))。FS機能、カラーコレクタ等をすべてのチャネルに搭載。

■FRC-9000
オプションで4K(QFHD)にも対応したフレームレートコンバータ。HD/SDの場合は2チャネルオプションも用意。

■USFシリーズ
筐体、モジュールともに最新技術を投入し新開発。プロセス製品、分配器をはじめ各種モジュールをラインナップ。

<バーチャルソリューション>

■Advanced Shadow Chromakeyer<参考展示>
クロマキー合成をより自然に演出可能とする、3次元の影を生成できるクロマキーヤ。カラコレも可能なため、合成画像に合わせて調整が可能。

■VRP-100
3G/HDマルチフォーマット対応のバーチャルプロセッサ。新開発の技術で高品質クロマキーを実現。素材確認用のマルチビューワも搭載。

■SmartDirect RCG
設備面、運用面でハードルの高かったセンサ連動RCGシステムをローコストかつ簡単な操作で実現。豊富なCGテンプレートにより、すぐに運用可能。

■QUU[Qoncept]
画像認識により、被写体の位置を検出。機械式センサを用いずにカメラのパン・チルト・ズームに追従したCG合成を実現するセンサシステム。

<キャラクタジェネレータ>

■VWS-4K
4K対応キャラクタジェネレータ。3D-VWSにて作成した素材データの利用が可能。またVWSを送出サーバとした情報送出を実現。

■Aston3D[Brainstorm](3D-VWS連携)
リアルタイムCGレンダリング技術を有するキャラクタジェネレータ。VWSとの連携により、VWS素材データの利用、さらにはセンサ連動可能なRCGシステムを実現可能。

<VoIP関連>

■(株)メディアグローバルリンクス(MGL)様との協業展示<ソリューション展示>
MGL様ブース(#5512)と回線を結び、4KとHDの双方向IP伝送デモを実演。また、ベースバンド、ファイルベース、IPを融合させたワークフローを展示。

<ファイルベースソリューション>

■MBP-500VS+MCI-500/送出制御ソフトウェア<ソリューション展示>
ハードウェアコーデック(MPEG-2/AVC-Intra)を最大8chまで搭載可能なマルチチャネルビデオサーバMBP-500VS。インジェストソフトウェアMCI-500にはマルチチャネルエンコード機能や予約収録機能を搭載。送出制御ソフトウェアは、複数サブで運用管理可能なプレイアウトサーバの活用や VWSテロップ連携を紹介。

■MediaConcierge® Ver.3
クラウド運用も可能な制作管理システム。柔軟なユーザ管理と権限設定、時間軸メタ データにより一素材を複数の素材として管理が可能。高速ファイル伝送機能も用意。

■MediaConcierge® 編集/送出システム
MBP-500VSを核にインジェストの一元管理、素材・プロジェクト管理、送出順管理等のアプリケーション群を展示。テロップ送出連携も対応。

■MBP-200SX/202SX
マルチチャネル対応プレイアウトサーバMBP-500VSに加え、2チャネル同時収録・同時追いかけ再生が可能なクリップサーバMBP-200SXを展示。

■LTR-200HS6
LTO-6対応のビデオアーカイブレコーダ。MPEG-2,AVC-Intra,DNxHD等のコーデックを搭載。オプションでProResにも対応。NAS出力オプションで新しい運用を提案。

■LTS/LTS-MAM
LTOドライブを搭載した小型サーバとMAMソフトウェア。XAVCやProRes等の4Kファイルからのプロキシ生成も可能。10GBイーサネットもしくはUSB3.1をオプションで搭載可能な高速・機能強化モデルを公開。

■MXR-200IP[朋栄IBE]<新製品・Inter BEE初展示>
ファイルベース連携IP伝送装置。ファイルベースと親和性のあるコーデックでIP伝送可能。ストリームをライブ再生しつつ再圧縮せずMXFファイル化。

■UP Convert Effect Plug-in<新製品>/FRC Export Plug-in[朋栄IBE]
Adobe Premiere Pro CC対応プラグインソフト。URC-4000と同等の方式でHDから4Kへ高品質アップコンバート、タイムラインから映像ファイルを抽出しフレームレート変換出力の2種類を展示。

■Baton[Interra Systems]
メディアファイルの品質管理フローを自動化し、明確な品質評価基準による検査や人的コストの削減を実現するファイルベースQCソフトウェア。

<特殊用途カメラ>

■HBC-3600[フローベル]
2/3型HbCMOSセンサ採用の超高感度HDカラーカメラ。ノイズ低減により、今まで困難だった暗がりの撮影を実現。内部フィルタ切り替えにより、近赤外撮影も可能。