Blackmagic Designは、同社のカラーグレーディングソフトウェア最新版「DaVinci Resolve 12.1」を発表した。今回のアップデートでは、リモートレンダリング、10-bitビューア、編集/カラーコレクションの新ツールなどが含まれる。既存のDaVinci Resolveユーザーは無償でアップデートが可能。ダウンロードはこちらから。

今回のアップデートにより、ブレードツール使用時のクリップ選択、フリーズフレームの延長、ジェネレーター/タイトルでのフェーダーの使用、クリップ属性でマイナスのタイムコードオフセット、より効率的なクリップフィルタリング、タイムラインで選択したクリップグループのメディア管理、ビンおよびフッテージのより簡単な管理が可能になった。また、スマートビンのフィルターが改良され、Final Cut Pro 7 XMLのサブクリップのサポートや、オーディオトランジションのオーディオレンダリング性能も向上している。

ユーザーは、ネスト化したタイムラインのカラーコレクションや複合ノードの分解が可能になった。Power Windowsのマニュアル・キーフレーミングには新しいオプションも追加され、3D Stereo Decision Listバージョン0.25のサポート、キーフレームが含まれるクリップのフィルタリング、ColorTrace実行時のフラグ&マーカーのコピー機能なども追加された。さらに、Mac OS X El Capitanネイティブ・ディスプレイ・プロファイルのサポートや、オンスクリーンビューアの10-bit精度オプションなども追加されている。

Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティは次のようにコメントしている。

ペティ氏:9月にリリースされたDaVici Resolve 12は、過去のあらゆるバージョンを上回る人数のユーザーにダウンロードされており、業界で最も急速な発展を遂げたビデオ編集ツールとなりました。
DaVinci Resolveは、映画、テレビ番組、コマーシャルなど、ありとあらゆる目的で使用されています。私たちは、プロのエディターやカラリストたちから寄せられた多くの意見を参考にしました。そして今、彼らの提案を上回る機能を搭載したこの無償アップデートを提供できることを、非常に嬉しく思います!