パナソニック株式会社は2015年12月18日、4K/HDインテグレーテッドカメラ用の人物撮影をアシストする自動追尾ソフトウェアキー「AW-SF100G」のリリースを発表した。希望小売価格は税抜180,000円。
接続例
パナソニック製4K/HDインテグレーテッドカメラは、IP伝送でのフルHD映像出力や高画質映像のマルチストリーミング、およびリモートIP制御にも対応するカメラ。本ソフトウェアは、主に講義収録のシーンにおいてカメラが自動で人物を追尾して撮影できる。講師等の対象人物がセンサー携帯の必要がないのが特長。対象がどの方向を向いても追従でき、講義など板書の際も途切れの少ない自動追尾を実現する。これには同社開発の監視カメラが持つ検知技術に加え、顔・上体検知をあわせた独自の動き検知技術を採用したことで実現したという。
カメラからのIP伝送による検知・追尾のため、PCへの取り込みに必要なビデオキャプチャーボードといった既存のハードウェア構成を変えることなく機能を追加できる。PCへ自動追尾ソフトをインストールし、4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UE70W/K」やHDインテグレーテッドカメラ「AW-HE130W/K」、「AW-HE70」シリーズと接続することで、簡単に自動追尾システムの構築が行える。本ソフトウェアでのカメラ制御は1台のみ。現在、本ソフトウェアは30日間の無償試用期間があり、アプリ版/Web版を選択可能。Webアプリでは、タブレットやスマートフォン、デスクトップPCなどからの制御にも対応する。
（山下香欧）
