サムスンが昨年のIFA、そしてCES2016にて実機を紹介したUltra HD Blu-ray(Ultra HD BD)対応プレイヤー「UBD-K8500」の予約販売が米国内のオンラインサイトで開始されている。メーカー希望小売価格は約499.99ドルで、販売店では399.99ドルと、現在のBDプレイヤーの3倍程度の値付けとなっている。
サイズは幅40cm×奥行23cm×高さ4.6cm、重量は約1.9kg。サムスンのスマートフォン製品と同様に、インドネシアでアッセンブルされている
フロントフェイスはカーブがかかっており、サムスンのクアンタムドット仕様のUHDTVを意識したデザインだ。メディアプレイヤーとしての機能以外に4Kストリーミングコンテンツの再生機能、つまりHEVCデコード処理機能を持っており、Wi-Fi経由でNetflixやAmazonの4K/HDRコンテンツの再生にも応じる。音声はDTS以外にDolby HD/Digital(7.1ch)にも対応。後方互換性を持つので、今までのBlu-rayディスクも再生できるほか、3D Blu-ray、DVD、CDメディアの再生も可能。UHDアップスケーリング機能も搭載されている。
出荷は2016年3月初めからとアナウンスがされているが、ヨーロッパでの情報網では2月14日とも報じられている。肝心のUltra HD BDメディアコンテンツは3月初旬からリリースされるので、その時期と合わせてのプレイヤー出荷という話の信憑性が高い。サムスンは20世紀フォックス ホーム エンターテイメントと技術提携をしており、ハードとソフトの組み合わせで、当初から足踏みを揃えている。
(山下香欧)