オリンパス株式会社は、ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN-F」を2016年2月26日に発売する。希望小売価格はオープンで、市場想定価格は本体のみが税抜15万円前後、本体にM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0が付属するレンズキットが税抜21万円前後。
PEN-Fは、レンジファインダースタイルのボディに新開発の2030万画素Live MOSセンサーと、5軸VCM手ブレ補正機構を搭載したマイクロフォーサーズシステム規格準拠のミラーレス一眼カメラ。5軸VCM手ブレ補正により、シャッタスピード最大5.0段分のブレ補正が可能。ボディー内手ブレ補正はオールドレンズを使用する際にも補正機構を発揮するため、ブレのない安定したファインダー像を見ながら撮影可能だとしている。レンズ内手ブレ補正とボディ内手ブレ補正が協調することにより、より強力な補正が可能になる新技術の5軸シンクロ手ブレ補正にも対応しているという。
本体カラーはシルバーとブラックの2色
新機能として、フィルム選び・現像・焼付けを経て仕上げるフィルムカメラのプロセスをファインダー内で行えるモノクロ/カラープロファイルコントロール機能を搭載。撮影時にダイヤルとレバーの操作で効果を確かめながら撮影が行える。両機能にはそれぞれ往年のフィルムをイメージして作られたプリセットが装備されているため、そのままの設定で撮影でき、設定を調節してユーザーにとって最適な仕上がりにカスタマイズすることも可能だ。本体前面には、これらの機能にワンタッチでアクセス可能なクリエイティブダイヤルを装備しており、撮影機能アートフィルターやカラークリエーターを呼び出すこともできる。
また、236万ドット、視野率約100%、倍率1.23倍(35mm判換算約0.62倍)の有機ELを使用した高精細電子ビューファインダーを内蔵。OVFシミュレーションを使用することでダイナミックレンジが拡大され、目視に近いイメージで撮影が行える。また拡大表示機能や3段階・4色から選択可能なフォーカスピーキング機能により、ピント合わせが従来以上に高精度で行えるという。