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英テレビ事業者スカイは、先週ロンドンで行われた英国王立テレビ協会のイベントにて、新しいVRコンテンツの制作を開始したことを明らかにした。
スカイは2013年から米Jauntに投資を続けており、昨年の秋には90万ドル(約1億円)を追加し、初期から計算して総額165万ドル(1億9,000万円)の投資を行っている。以来、スカイはJauntのVR技術を使い、スポーツイベントやオリジナル作品でテストクリップを制作してきた。またワーナー・ブラザースとも提携し、映画「ホビット」のセットを使ったシネマチックなVRクリップや、ロンドンでの初演レッドカーペットシーンからVRクリップを制作している。
![160212_hobbitVR](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160212_hobbitVR.jpg)
スカイは昨年秋の投資後に、「Migrants Crisis – The Whole Picture(移民危機を映し出す)」という、初めてのVR報道レポートをYouTube上で公開した。
現場ではJauntのONE VRカメラシステム(コードネームNEO)で撮影を行い、Sky Newsの特派員アリスター・バンカル氏が現場の様子を伝えている。
![160212_Jaunt-One-Virtual-Reality-Camera](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160212_Jaunt-One-Virtual-Reality-Camera.jpg)
JauntのOne VRカメラシステム
新しいVRコンテンツはレバノンの難民キャンプの模様をドキュメンタリー化したものだという。Facebookのニュースフィード上で公開し、VRヘッドセットでも視聴できるよう進めていく。
(山下香欧)