株式会社JVCケンウッドは、2016年3月8日から11日に、東京国際展示場(東京ビッグサイト)にて開催される「SECURITY SHOW 2016」に出展する(ブースNo.SS3412)。

同社ブースでは、「安全を見守り、安心を支える」をテーマに、映像・音響・無線の融合による防犯と防災、業務支援のシステムソリューションを提案するとしている。メイン展示として、監視カメラ映像の中から人物特徴の絞り込みや車両の抽出など、映像分析をサポートする「インテリジェントビデオ解析システム」を出展。また、高画質4K監視ソリューションや、工場ライン見守りシステムなども展示予定だ。主な出展内容は下記の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  1. 「インテリジェントビデオ解析システム(IVA)」
    監視カメラの台数増加時の映像分析において、省力化・省人化を実現する新しい監視システム。複数の監視カメラ映像から、人や物体・車両などの行動や特徴を分析し、リアルタイムにターゲットを検出。アラート発報やインカム・トランシーバーへの通知が可能です。また、記録映像の中からターゲットを検索でき、顔認証システムなどの外部アプリケーションとも連携し、特定の人物や車両の捜索などの応用も可能です。インテリジェントな検出・検索機能により、監視カメラを活用した「事故防止」、「防犯」、「マーケティング」などをスマートに実現します。
  2. ※IVA=Intelligent Video Analyticsの略。

  3. 「4Kネットワークカメラソリューション」(参考出品)
    4K高解像度(3840×2160画素)による、広範囲の鮮明画像を30fpsで配信する「4Kネットワークカメラ」を参考出品します。鮮明・高画質な4Kの撮影に加え、任意のエリアをデジタルPTZ(メカレス)で切り出して配信することも可能。全体監視と部分拡大監視をカメラ1台で両立できます。また、4K映像と音声のmicroSDカードへの同時記録や、当社製ネットワークビデオレコーダー「VR-X7100」での記録にも対応。周辺機器連携のための各種インターフェースを装備し、音声入出力、アラーム入出力にも対応します。
  4. 「工場ライン見守りシステム」
    映像監視により、工場製造ラインの品質や安全の確保を支援する「工場ライン見守りシステム」を展示。工場設備内のFAシステム(センサー、シーケンサー等)と、セキュリティ映像システムをネットワークでリンク(CC-LinkとONVIFを相互変換)し、製造ラインの異常信号や入退室信号と連携することで、該当箇所の状況が瞬時に鮮明な映像で確認できます。これにより、製造日時や製造番号、製造工程などの映像検索に対応し、より確実なトレーサビリティーを実現します。
  5. 「インターホン連携放送システム」
    施設内の離れた場所との会話に使用するIPインターホン端末と連携した放送システムを展示。インターホンと放送設備(アンプ・スピーカー)を連携させることで、緊急報知や不審者への威嚇、ドアホン端末周辺の騒音が激しい場所での拡声などに使用できます。また、ネットワークカメラを追加し、ドアホン端末周辺の様子を記録・確認しながら拡声放送が可能です。インターホン・カメラ・放送設備を組み合わせたシステムにより、監視用途だけでなく顧客サービス等への応用を実現します。
  6. 「簡単セキュリティパッケージ」
    フルHD高画質で長時間記録を実現しながら、シンプルかつローコストな「簡単セキュリティパッケージ」を展示。パッケージを構成するフルHDネットワークカメラ「VN-H28シリーズ」と、8chネットワークビデオレコーダー「VR-X3108」に加え、新商品の16chネットワークビデオレコーダー「VR-X3116」(4月発売予定)」を展示します。

<その他の展示システム>

  • 人間の目では見えない、物体が発する熱を可視化する「遠赤外線カメラシステム」(参考出品)
  • 車両入退場管理の効率化や顧客サービスに役立つ「車両ナンバー認証システム」