リコーは新しく、4K30p動画撮影が可能なタフネスボディのアクションカメラ「WG-M2」を2016年3月18日に発売する。希望小売価格はオープン、同社オンラインショップの販売価格は税込み48,060円。
WG-M2は、2014年秋に発売された「WG-M1」の上位モデル。水深20mで連続2時間の水中撮影が可能な高い防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当に準拠)、2mからの耐落下衝撃性能、IP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造となっている。気密性の高いボディ構造でハウジングなしで撮影できることで、ケース内に音声がこもることなく、また風切り音低減機能で屋外でもクリアな音を記録することができる。
約幅57.4×高さ34.1×奥行77.8mm、重量は約136g(電池、メモリーカード、レンズプロテクター含む)。ボディカラーはシルバーとオレンジの2色
1.5型/11.5万画素のカラー液晶を装備
WG-M2は1/2.3型CMOSセンサーに8群8枚のRICOHレンズを採用。開放F値はF2.0。加えて最大約204°のWideと、日常的な撮影で使いやすい約151°のNarrowの画角を選択できるようになった。
Narrow選択時には電子式の手ブレ補正(Movie SR)が利用できる
静止画は最大有効画素数約800万画素(4:3/3264×2448)で、最高約8コマ/秒で最大10枚の連写も可能。動画は4K(3840×2160/30fps)、FHD/60fpsにHD(1280×720)であれば120fpsのハイスピード撮影が行える。そのほかに30、60、150倍速で撮影できるタイムラプスや、5分、10分、25分ごとにファイルを作成しながら録画するエンドレス録画機能が使える。
タイムラプスサンプル映像
カメラ内で動画分割や静止画保存(最大4Kサイズ)が可能な動画編集機能や、カメラを縦位置で撮影しても、横位置の状態で映像記録が行える「カメラ姿勢切替」機能、そして動画記録中(1080/30fps、720/30fps)の映像をスマートフォンでリアルタイムにプレビューして撮影できる便利な機能が搭載されている。記録メディアは68MBの内蔵メモリとmicroSDカード(microSDXC対応)。
露出制御はプログラムAEで「分割測光」と「スポット測光」の2種類から選択が可能。±2EV(1/2ステップ)の範囲で露出補正が行える
水中では、水中レンズプロテクターをとりつけるだけで、ハウジング無しで水中撮影に挑める。水面付近の浅場では赤被りを軽減し、水深15m付近では青被りや緑被りを軽減する、水中ホワイトバランスモードも新しく採用された。
WG-M2はリコーアクションカメラのマウントアクセサリーが使えるため、既に豊富にラインアップされている。そのほかに専用アクセサリーとしてベルトやバックパックなどに装着可能なカメラケースやシリコン製のプロテクタージャケットが近日発売される予定。
主な仕様と記録メディアへの記録時間については同社Webページより。
(山下香欧)