キヤノンは、ビデオカメラの新製品として「iVIS HF G40」を2016年2月25日より同社オンラインショップにて発売する。同社オンラインショップの販売価格は税抜149,800円。
iVIS HF G40は、「iVIS HF G20」の後継機種で、レンズ、CMOSセンサー、映像処理プラットフォームを刷新し、業務用ビデオカメラと同等水準の高画質を実現したハイアマチュア向けのビデオカメラ。同社の業務用ビデオカメラに搭載しているCMOSセンサーHD CMOS PROを搭載。映像処理プラットフォームDIGIC DV 4との組み合わせにより、最低被写体照度1.2ルクスの高感度を実現。広角26.8mmから望遠576mm相当の光学20倍ズームレンズを搭載し、従来機種の光学10倍に比べズーム倍率が向上。Hi-UDレンズの採用により、色収差を抑えた映像を撮影可能。
EFレンズの技術を応用した、8枚羽根の高精度な円形絞りを採用。最至近撮影距離はズーム全域で約60cmを実現。5軸(回転軸・水平回転軸・縦回転軸・上下・左右)の手ブレを補正するダイナミックモードを搭載しており、歩きながら撮影する際でも画像の揺れやゆがみを軽減。
同社の業務用ビデオカメラ「XA35/XA30」に搭載している記録モード高輝度優先を搭載しており、青空の色合いや雲の立体感、水の透明感、金属の光沢感など中高輝度領域の階調性、色再現性、鮮鋭感が向上しているという。また、被写体輝度を拡張する記録モードWide DRによりダイナミックレンジを従来機種の300%から600%に拡大することで、明暗の差が激しく白とびが発生しがちな撮影現場でも、白とびを抑えながら色彩の階調性が滑らかな映像を撮影可能だとしている。
有機ELを採用した静電容量方式タッチパネル(3.5型、約123万ドット相当)を搭載。ビューファインダー(0.24型、約156万ドット相当)は、上方45°に操作可能なチルト式を採用。高輝度優先で撮影した色彩の階調性を、有機ELパネルとビューファインダーに再現するビューアシスト機能を搭載している。その他にも、Wi-Fi対応の無線送信機能により、撮影した映像を携帯端末やパソコンなどに送信できるほか、携帯端末でリアルタイムにズーム操作や、録画の開始・停止などのリモート操作が可能だ。