Blackmagic Designは7インチスタジオビューファインダー「Blackmagic URSA Studio Viewfinder」をNAB2016にて発表した。2016年第3四半期より発売予定で、希望小売価格はUS$1,795(国内:税抜203,800円)。
Blackmagic URSA Studio Viewfinderのテンション調整が可能なマウントポイントおよび連結式アームは、ビューファインダーの上下前後への位置調整ができ、ユーザーはマウントポイントの抵抗を自由に調整し、ビューファインダーを好きな位置にパン&ティルト可能。モニターの裏にある大型RGBタリーライトは、カメラのオンエア中は赤に、ISO収録中はオレンジに光る。カスタム可能なクリップ式ナンバーも同梱されており、背面に挿入して数メートル離れた場所からでもカメラを識別可能。
物理ダイヤル、ノブ、機能をカスタマイズできる3つのボタンを搭載。ライブオンエア中、カメラマンはメニュー画面にアクセスすることなく明度、コントラスト、ピーキングを調整でき、機能をカスタマイズできるボタンは、ズーム、フォルスカラー、エッジフォーカス検出、3D LUTのロードなどに使用可能。Blackmagic URSA Studio Viewfinderのフレームガイドには、ローワーサード、グラフィック、ティッカーの位置が表示されるので、カメラマンはショットを正確に構成/フレーミングできるとしている。カメラの内蔵フレームガイドはHDTV、4:3、2.4:1、2.39:1、1.85:1、Thirds(三分割法)から選択可能。
ユーザーは、高さ、幅、位置を調整できるブラックまたはホワイトのカスタムカーソルを3つまで作成して、ライブ中や後の放送で追加されるあらゆるグラフィックの位置を調整できる。URSA Studio ViewfinderをURSA Miniに取り付けると、カメラはSDIを通してビューファインダーに情報を送信。ユーザーは収録状況、カメラ設定、バッテリー残量などの重要な情報を確認しながら撮影が行える。底面には標準Vロックブラケットを搭載。Blackmagic URSA Studio Viewfinder Viewfinderの主な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 7インチの高輝度・高解像度ビューファインダー、取り外し可能サンシェード
- 大型ハンドルとテンション調整が可能な連結式ピボットポイントでビューファインダーの位置を調整
- 触覚・物理ダイヤル、ノブ、機能カスタマイズ対応ボタンで設定をすばやく調整
- 大型RGB LED タリーインジケーター、パースペックス製クリップ式カメラ番号でカメラを簡単に識別
- Vロック・マウントプレート対応、URSA Miniのトップハンドルへのすばやい取り付け
- カメラのSDI と電源を入力、追加ケーブルおよび電源は不要
- Blackmagic Video Device Embedded Control Protocolをサポート、トークバック、タリー、カラーコレクション、イメージディテール、ゲイン、すべてのレンズ機能、その他を含むカメラ機能を完全にコントロール
また、今回の発表にあわせてBlackmagic Camera 3.2アップデートの提供が開始された。同アップデートにより、ATEMスイッチャーからのトークバック、タリー、カメラコントロール、カラーバランス、レンズコントロールなどが可能になった。さらにカメラID、リファレンスタイミング、SDI出力オプションの設定が可能になり、URSA Miniが幅広い種類のライブプロダクションスイッチャーと使用可能になったという。詳細確認とダウンロードはこちらより。