Blackmagic Designの発表によると、南アフリカの教会LINC Churchが、年々増え続ける信徒に対応するため、キャンパスの完全統合型オーディオビジュアル・ソリューションの一環としてライブプロダクション・ハードウェアを導入したという。
ATEM 1 M/E Production Studio 4K、Smart Videohub 20×20を中心に構築されたビデオシステムでは、ボランティアの信徒たちが礼拝中にライブ映像を作成してスクリーンに映し出している。毎週の礼拝には1,000人以上の人々が参列するため、同教会の牧師やリーダーたちにとって高品質のオーディオビジュアルシステムは必須だったという。
同システムはBlackmagic Smart Videohub 20×20で構成されるSDIネットワークで信号を配信するもので、メインの会場にある2台のイメージプロジェクターにコンテンツが送られ、キャンパス内に複数あるコミュニティールームやファミリールームのテレビスクリーンには礼拝のライブフィードが送信される。これらのテレビはそれぞれTeranex Mini 12G SDI to HDMIコンバーターで教会のオーディオビジュアル・セットアップに接続されている。
LINC教会のメディアディレクターであるサイモン・ウィルクス氏は次のようにコメントしている。
ウィルクス氏:私たちにとって、映像は常に重要なメディアでした。教会の創設当初、記事を書くよりもウェブサイト用にビデオを制作することで、ずっと簡単にメッセージを提供できることに気がつきました。自分たち専用の設備を構築することになった時には、教会の成長にとってビデオはすでに欠かせないものになっていました。映像制作環境を強化し、プロ仕様のオーディオビジュアル・ソリューションへと進化させる必要があったんです。
教会で映像制作を始めた当初からSDIを使っており、今では大変信頼しています。教会のオーディオビジュアル設備を拡大することが決まったときも、SDI以外は考えられませんでした。オーディオがエンベッドされた映像を、施設内のあらゆる場所に送信できます。信頼性や費用効率も高いですね。
LINK教会の礼拝のライブプロダクションは、ウィルクス氏と教会のボランティアチームが、スクリーンに送るすべてのライブビデオコンテンツを制作を担当している。制作チームは牧師の礼拝を撮影するだけでなく、ライブ映像に毎週のお知らせやパノラマビデオなど事前に収録したビデオを組み込み、他の地域の信徒たちに提供している。